「大逆転はここから始まる」トヨタがEVより"水素車"にこだわる本当の理由
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メーカー単位の思惑を分かりやすいメッセージにすると、トヨタ=水素(≠EV)となるのでしょう。
この辺り、技術方式単位で見ると現状認識に留まらず、次の展開や競合・提携関係が見えて、新しい情報を基にして未来予想することも可能に。それも要素技術だけでなく、その組合せをどう解釈するか。
鈴木さんの「レンジエクステンダー付きEV」というのは言い得て妙で、System of systemsとしてクルマを捉えて比較するのに分かりやすい。
FCも初期のGMやダイムラーのメタノールを直接供給するDMFC(そのため改質器が必要)から、PEMFCへと技術方式が変わって、今やホンダと組むGM以外の欧米メーカーは研究開発をしていない状態に。自国メーカーが撤退したため、オバマ時代にZEV規制におけるFCVのクレジットが1/10になってしまいました。トヨタとホンダは梯子を外された形に。
そこでトラック等へ用途を拡大し、更に仲間作りを中国メーカーとしているという認識です。技術方式の多用途展開と普及のためのエコシステム構築ですね。
一方で日本メーカーの利用者側へのFC方式の働きかけが十分かというと、コストを重視するB2B利用者でもまだこれから。FCのサプライヤーを育てて、水素のインフラを整備する必要が有ります。
そして鈴木さんの仰るように、バッテリーとFC+タンクを両睨みした車体設計で、EVへの展開も視野に入れていて、既存バッテリーはCATL含めた全方位に、次世代バッテリーは内製という打ち手を保有しています。
投資家向けにはFCはクソだと言ってしまうイーロンのようなやり方もあるでしょうが、裏では同じクソだったLiDARも検証していたりするので、技術の選択肢とそれを信じる仲間を多く確保しておく戦略は、投資効率は低くなるかと思いますが、評価されても良いと思います。
子供のサッカーのようにボールを追い掛けて局地戦に勝利するデュエルで勝っても、90分の試合で負けては仕方ないのと同じように、ゴールマウスを動かせないようにしつつ(実はこれが難しい?!)、試合運びを状況によって変えられるのは賢い戦略。
あとは決定力のある技術(全○○)やプレイヤーの育成が上手く出来ると良いのですが。FCVって、水素キャパシタと水素タンクをバッテリーにすればBEVなのよ
厳密に言えばFCVもバッテリー持ってるから、水素キャパシタによるレンジエクステンダー付きEVとも言える
つまりはFCVはEVの一形態だと思うんですけどね
水素キャパシタやタンクは他に無い
リチウムイオン電池は他にもある、買うこともできる
〈追記〉
Matsunagaさん
当方のぶっきらぼうなコメントのフォローありがとうございます。
福山一哉さんのコメントにある初代Aクラス、1994年に燃料電池車ヴィジョンAとして発表しましたが。
燃料電池スタックを実装する為床下を二階建て構造としたパッケージにしましたが、アテにしていた燃料電池ベンチャーにまんまと騙されて実現せず、結局単なるエンジンを積んでリリースと言う黒歴史があります。
https://newspicks.com/news/5219039/
なんか似たような話を繰り返すような雰囲気、リチウムイオン電池ベンチャーへ多額の投資とか。
歴史を見れば常にそんなもんですよ。そうでしょうか。
トヨタさんは、電池の開発も、モーター、
インバーター更には、パワー半導体までも
あらゆる関連技術を開発しています。
水素だけで無く、全てくまなく抑えている
と言う様に私には見えます。
これは、技術開発としては、理想的です。
何がどう逆転するかは、分からないからです。