ワクチン接種、行動経済学でどう後押し?分科会メンバーの経済学者が導き出した最も効果的なメッセージ
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シンプルに言うと、ヨーイドン!で早い者勝ちにするから混乱するだけ。たとえば、最初から整理番号を発番して日時指定をすれば今回のような混乱は起こりにくいでしょう。
消費者心理を考えればわかることが役人にはわからないのだろうか?
私、20年以上前に某ゲーム会社でEコマースを立ち上げたときに、人気タイトルの特別企画でファンを煽るために夜間の彼らがアクセスしやすい時間帯に向けてメールで告知を打ち、わざとサーバーダウンするように夜間にアクセスを集中させた。その様子が2chでファンのスレッドでファンの皆さんが実況中継してくれるわけです。これで大いに盛り上がり、今風に言うとバズるわけです。
その分、復旧のためにIBMのエンジニアとサーバーセンターに泊まり込みながら復旧に当たり、明け方にミッションを終えて皆さんで吉野家の牛丼をいただくという繰り返しが楽しかったです。
こう言う顧客心理を逆手にとってわざと煽るのはマーケティング的にはアリですが、コロナワクチンで顧客心理を煽ってはダメ。特に相手はITリテラシーの低い後期高齢者ですよ。
わかりやすく言うと、今回、商店が人気かつ品薄気味の新商品入荷、先着販売のチラシを配布したところ、開店前にシャッターの前に人が殺到し、シャッターも開かない状態に陥ってしまった。これをやってはアカンです。チラシに整理番号と日時指定を書いておけばここまで殺到はしない。高齢者は感染した場合の重症化リスクが高く特に工夫をしなくても多くがワクチン接種を希望するでしょう。問題は若年層にどれくらい接種してもらえるか。
専門家の話を聞いている限りは今回のファイザー製ワクチンの副反応は若年層が接種することに承認が降りるくらいの安全性は確認されているとはいえ血栓症やアナフィラキシーや発熱などが見られる。発熱は頻度が高く、血栓症は稀ではあるものの女性などが重症化したり死んだりした例がみられるみたい。
(反ワクチンの人達は論外として) インフルエンサーの中には『もとから重症化はしにくい若者にはデメリットの方が大きい』と言っている人達もいます。確かにそういう考え方もあるのかな・・とは思いますが、若者にももう1つ大きなメリットがあると思います。それは『開放される!』です。
国全体として接種率が高まることで集団免疫に近づき面倒なマスクから開放される。我慢していた飲み会を再開できる。ライブにもカラオケにも行ける。可能性が高まるはずです。
理屈の上では高齢者のみに接種をすれば重症者数や死者数は大幅に減り医療崩壊のリスクも大幅に下がるはずで、そうなれば危険度はインフルエンザ並になるかもしれませんが、危険なイメージや不安は簡単には解消されないでしょうから制限からの開放はけっこう時間がかかると思います。
だが接種率が高まり感染者数も大幅に減らせれば開放はグッと早まる。【開放】は若年層にとっても小さくないメリットだと思います。なので『高齢者のため』とか『健康がどう』っていう部分を前面に出すのではなく『目指せイスラエル!自由な生活を取り戻そう!』みたいな方向のが良いように感じています。