新型コロナ 利用者落ち込む鉄道業界 自動運転の導入検討広がる
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こういうのは短期間で計画→実施は難しく、随分前から話はありました。
技術的には自動運転そのものは既に出来上がっていて、実用化から半世紀以上が経過しています。
しかし無人化が進まないのは雇用を守る云々の問題ではなく、運用上の様々な問題点がクリアされていない事などから、現場から反発があって詰めきれてない部分があったのですが、コロナ禍は口実でしょう。
経営状況が悪い事業者ばかりになってしまっていますが、果たして高額なシステムを導入する予算はどうするのか?
人員削減してトラブル対応は誰がするのか、注目ですね。
過去の教訓は活かして頂きたいものです。
あと、成り手不足も口実です。
特に大手鉄道は募集かければ求職者が殺到します。
いくら乗務員養成に時間がかかると言えど、コロナ禍の間だけ採用見合わせても、後から採用する人で賄えるでしょう。
現に国鉄末期からJR初期は採用を完全に停止していた時期が長かったですし、就職氷河期もかなり絞って増したが、後に中途採用で年齢層のバランスは取れています。自動運転はホームドア設置が前提ですが、首都圏の駅って古くてホームドアの荷重に耐えられないところが多いんですよね。
加えて、保安要員としての乗務員が残る現状では人件費負担的にワンマンと変わらず、ホーム改修、ホームドアと自動運転システムの投資、維持費を考えると投資効果は殆どないかマイナスです。
カスタマイズニーズが低くクラウドで提供できて、信頼性を必要としないものはシステム化に向いてますが、その真逆をいくインフラ系(車の自動運転含む)はシステム化時の投資効果はよくよく見定めが必要です。
設備にセンサーを搭載して故障予測→コスト削減をしようとしたら、センサーの耐用年数が少なすぎてセンサーの保守、更新のためにかえってコストがかかるような笑えないことが起きたりします。
AIも含め最新技術?の導入の話は、社内ウケ、マスコミウケが良いので飛びつきがちですが、ちゃんと投資効果を見定めないと経営判断を誤ります。意外とシステムって高く、人でやった方が安かったりします。
コスト削減が目的なら、自動運転導入ではなくワンマン化が正解で、それでもダメなら上下分離の議論を自治体とするべきです。まずは限定された区間で試験運転を実施するとのこと。ネットサービスと違い、リアルな移動が絡むサービスは、様々なオペレーションも変更する必要がでるので、小さくてもまずは試してみるというアプローチがいいと思います。実際の運用を進めると課題がでてくるので、1つ1つ自動運転にあった運用に変えていくことができれば、サービス的、経済的効果がでてくると思いますので今後注目です。
"このうち「東武鉄道」は、東京・足立区内のおよそ1キロを走る「大師線」で2023年度以降に自動運転を試験的に行う計画です。"