[フランクフルト 27日 ロイター] - ドイツ当局は27日、米電気自動車(EV)大手テスラがブランデンブルク州に建設中の工場について申請内容の変更を検討していると明らかにした。工場の承認時期については明言できる段階にないとしている。

テスラは26日、工場の建設は進んでいるとし、生産や納品は「2021年終盤になりそうだ」との見通しを示した。

従来の計画では7月1日までに工場を完成し、操業を開始する予定だった。

テスラの広報担当者は詳細についてコメントを控えた。

ブランデンブルク州の農務省によると、変更はバッテリー工場の建設や業務を含むという。

同省は「変更の性格や対象について詳細を欠いているため、最終決定の手続きや時期の発表についてはもう少し後の段階になる」と述べた。

テスラは今月、同社初の欧州工場の操業開始が今夏に迫る中、ドイツの行政手続きは時間がかかるとして強く批判していた。

工場が完成すれば、年間最大50万台のクロスオーバーEV車「モデルY」が生産される見込み。