寄席、無観客応じない決断 「社会生活に必要なもの」
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寄席にはじまり、レジャー施設・観劇などが不要不急ではないとか、エッセンシャルなのか等と論じることがありますが、かつてから娯楽市場は必要なものとされていて書いてあるように「社会生活に必要なもの」だという点は同意です。
古代ローマ時代、市民を統制するために無償提供したものが「パンとサーカス」であるように食と同じぐらい娯楽を提供していたわけです。
レジャー白書調べでは市場規模は70兆円(ギャンブル等も含む)で、飲食やアパレルに比べても規模が大きく、旅行も年間国民の半分の5000万人が旅行をしています。それだけ必要な市場であることはおわかりの通りだと思います。
抑えつけることも理解はできますし重要ですが、その中でどう併存していくのか、経済をサポートするのかは、政府としてもう少し考えてもらっても良かったように思います。
注目のコメント
拍手。こういうのが「冷静な対応」というものでは。
定員制限と感染対策を徹底し、お客にもその意識を共有させる事こそが本質的な対策。
飛沫とばないマスク。
席を離す。
※クラシックコンサートなら更に安全です。
尚、時短については業態によっては根拠レスとなりうるのでその場合、応じなくて良いと考えます。
渋谷ユーロスペースの席数半減で通常営業、という判断も是でしょう。
「心の準備もできていなかった。
(休業の)『協力』というあいまいな形のしんどさがある。
しかも休んだとしても協力金は1日2万円。
香典のつもりか」
…ほんと、香典。
お亡くなりになる業者さんへの【香典】ですよ。劇場などの屋内施設でのイベントの中止は日本だけの奇妙なルールではなく感染数が拡大した際に多くの国で採られた対策です。例えば新規感染数が日本並に落ちて国民の半数がワクチン接種した英国ですら現段階では屋内イベントを解禁していません。
今回の政府の呼びかけもそうした各国での知見も元にした専門家会議での議論に基づくものであるはずですが、社会の受けとめ方としてはむしろ各個の独自判断が称揚されるようで、そこには政府や科学的知見に対する信頼のメルトダウンを伴う危うさをどうしても感じます。大衆娯楽は、例外規定にある「社会生活の維持に必要なものである」という考え方に基づく決断ということです。今回の要請は、さまざまなところに死活問題に直結する困難な「踏み絵」を迫っているように思えます。「要請」「協力」というあいまいな関係が、なおさら人々を苦しめています。