日本は「途上国」、ワクチン接種開始で出遅れ鮮明
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コロナ関連の対応については、企業に対してコンサルティングサービスをご提供している立場からすると、ずっと疑問で、いくら官民では違いがある、とはいっても…と思っています。
普通
・マネジメントがビジョンを決める(例えば:注力・優先すべき領域は、感染者なのか、重症患者なのか、死亡者数なのか等)
・マネジメントが、戦略を決める(誰・どの地域に、どんなワクチンを、どうやって、どんなプライシングで届けるのか)
・それを踏まえて:
>どこから、どれだけの原料(ワクチン)を調達するのか
>どうロジスティクスを設計するのか(例:冷凍での輸送など)
>届いた先のオペレーションをどうするのか
>どう結果をトラッキングするのか(例:誰が何回接種したのか、どんな人に副作用が出やすいのか等)
>それをどうフィードバックするのか
の仕組みを如何にマネジメントが、各サービスラインと連携しながら策定できるか、という話だと思います。
よく言われる縦割り行政(企業でも結構部署がサイロになっていることがありますが)により実現出来ないのかもしれませんが、こういった緊急事態にも融通が利かないのであれば、ちょっと…と思ってしまいます。
加えて、これらの情報は一元的に管理される必要がある(B2B側の情報と、B2C(国民)側の情報)わけですが、それもデジタル化が進んでいない事により進まない。
今更出来ていないことを言っても仕方ないので、これをきっかけにデジタル化は進めばいいと思っていますが、少なくとも前段の全体を設計する人、この記事にある、まさに「グランドデザインを描くリーダー」が必要だとずっと思っています。
注目のコメント
河野大臣の「遅れた理由の一つに日本の感染者や死亡者が少ないことがある」という言葉がその通りだと思います。それを言い訳と切り捨てるのは簡単ですが、世界第三位の経済大国が被害も少ないに金でワクチンを独占した場合の印象を考えてください。湾岸戦争の時とは比較にならない印象悪化を招きます。安全保障の観点も踏まえて国産ワクチンの開発を支援すべきでしょう。既にモノはあります。治験が進まず遅れてます。
カリフォルニアでもワクチン接種が本格化し、私も先日接種を完了しました。
アメリカの動きを見る中で、記事で触れられていた「グランド・デザインを描くリーダーが必要」という点に加え、「動きながら考える」ことの大切さを改めて感じました。カリフォルニアでは基本的にワクチンの申込みはウェブ経由で、ワクチンの接種証明も紙で、製造番号は個別に印字されていますが、接種タイミングの情報は売った人の手打ちです。日本であれば、「インターネット使えない人はどうするんだ?」、「紙なくしたらどうするんだ? 偽造されるのでは?」という声が上がると思いますが、カリフォルニアの場合は効果がありそうな部分を中心にとりあえずオペレーションを回して改善を図るという意識を強く感じました。
シリコンバレーではマンションの価格も日に日に上がりつつあり、経済の差も日米で開いていきそうですね。。今のワクチン接種回数に暗澹たる気持ちになるのは間違いありませんが、実際のところ、ワクチン接種が諸外国で進み、効果を確認し、外圧に晒されるように(隣の芝生は青く見えたところで)ワクチンを欲するという展開でしか日本でのワクチン接種は受容されなかったのではないかと思います。
ワクチン確保の初動が遅れたのはそういった事情もあったのではないかと察しますが、では初動が早かったからと言って確保できたと言えば、あまり自信がありませんが。。