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コメント
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自由と責任。とても重い言葉です。
お金のことは学校などで教えてもらえないので、お小遣いなどをうまく使って家でお金の使い方について学べる機会があるとよいかもしれないですね。それは同時に大人がお金について学ばないといけないということですが。
私は「自分で決めて、行動して、その結果を受け入れる」力をつけることが大切かなと思っています。
注目のコメント
ウォジスキー家は、シリコンバレーで有名です。お父さんはスタンフォード大学の教授、長女はYouTubeのCEO、次女は医学部准教授、三女は23andMeの創業者(しかも、元夫はグーグル創業者のセルゲイ・ブリン)。てっきり、とても裕福な家だと思っていました。
しかし、このTRICKの本を読み、実は母親は非常に貧しいNYの家に生まれて、そこから独自の教育法を持って、娘たちを育てたことを初めてしりました。ZOOMでのインタビューでしたが、コロナ前には日本も訪問して、孫の一人は日本語も喋れるんだと、大変温かい人でした。
本書に書かれてる教育法は、シンプルです。どんな人でも実践できるものであり、チェックリストなども含まれています。私もちょっとだけ実践して、子どもとのリレーションを高めました(つもり)。世界的な3人姉妹を育てた、教育の記録について、ぜひご一読ください。起業家や技術開発者などに必要な「高い創造性」は、自分の中から内発的に込み上げてくる「何かを生み出したい!何かを成し遂げたい!」という強いパッションが必須です。この記事は、「どのようにすれば内的動機付けが高い子供に育てられるか」という教育法であるように思います。
「アンダーマイニング効果」という面白い心理学実験があります。内発的に動機づけられた行動に対して、外から別の報酬を与えて「外発的動機づけ」を行うと、モチベーションが低下してしまうという現象です。例えば、好きでプレイしていたゲームに金銭的な報酬が与えられると、やる気がなくなってしまう、といった例を想像するとお分かり頂けるかと思います。
実際に神経活動のレベルでも、お金を与え続けていった結果、ゲームを始める時にも、ゲームがうまくいった時にも、外的報酬(=お金)なしには脳が活動しなくなっていくということが明らかになっています。
なかなか難しい事ですが、本来は勉強も「何かを知りたい、何かを学びたい」という内発的動機によって進められるべき行為ですが、テストの点数という枠組みで定量化され、ほめらえる・おこられるという外的報酬・罰則が加えられていった結果、徐々に学ぶ事そのものの喜びを忘れてしまうというのは、受験勉強の大きな弊害なのだろうと思います。子供の自主性に任せる。決定権を子供に渡す。教育の黄金律ですね。親が思っている以上の能力を子供は持っています。
ただ、社会人として自立できるだけの素養はしっかりと教える。それがTRICK、信頼、尊敬、自立、協力、そして優しさです。
自立で大切なのは金銭教育。子供の頃にお金の価値、使い方、管理の仕方を教えたそうです。