動き出す「スーパーシティ」の現状と課題とは サービスの相互運用性確保が大きな課題に
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『MaaSやFintecを盛り込んだスーパーシティ』というキーワードから、近未来の街を感じることができます。
ただし、実際に魅力のある生活空間をつくるためには、どんな技術を用いるかよりも、誰にとってどんな価値のあるサービスやインフラを構築できるかに掛かっています。
生活者目線で取り組みが推進されると良いですよね。落合先生のインタビュー記事。おすすめ。
「都市ごとに、バラバラでつながらないデータ連携基盤となって、モビリティや医療なども含めてサービスが分断されないよう」→ここなんですよねぇ。。。スーパーシティというと新しい未来都市のようなビジュアルイメージを持つ方が多いかもしれないが、重要なのはその見かけではなく、機能です。
社会経済のデジタル化が進んだことを前提にして、その副産物として生まれるデジタルデータ(オルタナティブデータ)を縦横に活用できるソフト面の設計とそれを支える都市(まち)のハード面の再設計が、これから求められる「機能」を都市がどこまで実装していけるか、という結果を大きく左右します。
そこで重要なのは、何よりも「データの利活用を前提としたルールメイク(規制環境の整備)」。
よく「個人情報の保護」と「利活用環境の整備」の両立ということが言われますが、「利活用」の方はよほど意識して取り組まないと、「データはあるのに使えない」という現象が起こり、その状況を整理するのに何年もかかるということが起こります。
そこで、まずはどんなデータがあり、それをどう使って、何をするのがいいのか?その取り組みを進めるにあたって相応しい「保護」のある方はなんなのか?という議論を行うべきです。
私自身は、この春から経済財政諮問会議のもとに設置された「国と地方のシステム・ワーキンググループ」にも委員として参加することになりましたので、この点をしっかり議論していきたいと思っています。