2021/4/4

【大変革】アマゾンと真っ向勝負の「ウォルマート」がすごい

NewsPicks 記者
世界最大の小売企業が、本気で変革に挑んでいる。2021年2月18日、小売世界最大手の米ウォルマートの発表は、衝撃的だった。
コロナによるEC需要の拡大を受け、今期(2022年1月期)の物流施設自動化などへの巨額投資を公表。その額は実に、140億ドル(約1兆5000億円)に上る。
ウォルマートといえば、2015年にアマゾンに時価総額を抜かれ、近い将来「小売の王者」のポジションを明け渡すのではないかとさえ思われていた企業だ。
ところが近年は一気にデジタル化に舵を切り、世界有数のDX化に成功しつつある存在として認識され始めている。
感染症や消費文化など外的環境の変化が激しい中で、ウォルマートはどう対応しているのか。
海外のDX事情を研究している10Xの山田聡CFOに、解説してもらった。
【独占】日本のスーパーをDXする「10X」とは何者か?
INDEX
  • 「ウォルマート」の強さの源泉
  • 良い「ECスーパー」とは何か
  • 利益につながる「実験精神」
  • 「アマゾン化」するウォルマート
  • アマゾンの敵を、仲間にする
  • 課題は「顧客の高齢化」
  • 最終的には「覚悟」が問われる

「ウォルマート」の強さの源泉

──アマゾンに押されていたウォルマートが、変わりつつあります。すごさをどう分析していますか。
ウォルマートは、様々な視点から語ることができる会社です。