ルネサス、1カ月以内に生産再開 火災前の出荷水準には3─4カ月
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注目のコメント
見出しよりポジティブな内容が書かれている。一方で、本当か、と思う部分がある。本当であると良いのだが…
『1カ月以内としていた生産再開の「確実性が高まっている」ことを明らかにした。』
『すでにラインに乗っていた作業中のウエハーは、4分の3程度が使用可能と説明した。クリーンルームの復旧は「当初想定より少し前倒しで進んでいる」(柴田社長)という。交換が必要な製造装置は4月中旬から順次、設置が始まる。』半導体そのものが足りてないのはもちろん、今年は製造装置も、需要に供給が追い付かなくなるのでは...
特に台湾のジャイアント、TSMCの過去最大となる3兆円の設備投資をはじめ、世界の半導体製造企業が装置を大量に調達しているので、装置もひっ迫する可能性があります。
そうなると、今回、ルネサスが損傷した装置の新たに調達するにしても、その納期に影響するのではないかと懸念しています。急激な生産回復がなかなか難しい背景にはそもそも生産工程自体が需要に臨機応変に対応できない事情があります。
コロナ禍でいったん需要が減少した車載用半導体の生産ラインでの生産を裁可して最終製品を作り上げるには3〜4ヶ月の時間が必要と言われています。
そもそも半導体5〜600の生産工程に別れていて、LINEが生産できる状態であっても投入した原料が最終製品となるまで1〜2ヶ月の時間を要します。