【必見】新生活に取り入れたい、あたらしい「読書習慣」
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要約された内容というのは、「本の内容を分かった気にさせる」という効果は高い。しかし「実際に理解できているかどうか」については期待しない方がいい。
要約された内容を読んで、その後その本をちゃんと読むかどうかを判断する、という「読むかどうかの判断のための時間の短縮」という目的であれば有効。
旅も読書も似ている。
その過程に価値がある。
目的地に着くことだけを目的にするのであればもはやそれは単なる「移動」であり、旅ではない。
読書も読書体験に価値があるのであって、書かれている内容を効率よく得るために要約されたものを読むのであれば、大した価値はない。
なので、「要約」だけを読んで読書した気になって満足して、「要約」にしか触れようとしないのであれば、読書がもたらす真の価値に辿り着くことはないだろう。
なので要約は、本との出会いのための効率的な場として活用するのが良い。
要は要約は読書体験の代わりにはならない。
「本との出会いの場」と割り切って「読書」とは別物として考えた方が良い。
サービスとしては便利なので、そこを強調した上で、サービスを利用する側の期待をコントロールすることが望ましい。
注目のコメント
学生の頃からメディアが好きで、もちろんwebも雑誌も読むのですが、本はとりわけ息が長く、知識をダイレクトに摂取できる媒体だな、と常々感じます。そんな本をもっと身近にしてくれるのが、記事でご紹介した要約サービス「フライヤー」です。
本文には入れていませんが、取材を通してひしひしと、大賀CEOはじめ、フライヤーの皆さんが本を愛していて、本の持つ可能性を限りなく信じていらっしゃるんだな、と感じました。
「本離れ」という言葉も耳にしますが、昨今は時勢もあって、本の価値が再認識されてきていると感じます。私自身、今後ともたくさんの本を読みたいですし、その羅針盤としてフライヤーを活用したいと思いました(本棚の積ん読を見て自戒を込めて)。オン・ザ・エッヂ(後のライブドア)の元取締役、小飼弾さんは、読書ほど効率的な学習はないといいます。
中学には途中から行かなくなり、図書館で本を読みまくって、大検取得からカリフォルニア大学バークレー校に入学。
年5000冊の本を読むとか。
ということを小飼弾著『本を遊ぶ 働くほど負ける時代の読書術』で読みました。NewsPicksにフライヤーの紹介が掲載されるという、両社に関わっている立場としてはとても嬉しい記事。
「要約だけでその本が全て理解できるはずがない」という批判もたまに耳にすることがありますが、それはその通り。
当然ながら、その先には
「その一冊で著者の考えが全て理解できるはずがない」
「その著者の考えだけで世の中の道理を全て理解できるはずがない」
という批判も可能でしょう。
そうなんです。それらはみんな正しい。
複雑で果てしない知識を前にして、「全て」ということはあり得ません。
でも、僕らは高く聳え立つ知識の山の前に立ち、永遠にたどり着けない山頂を目指して一歩ずつ険しい山道を登っていく存在なのです。
その一歩目というのが、「要約」という手軽で価値ある形で世の中に提示することができれば…もっとこの登山に興味を持ってくれるはずがいるはず。
そんな意味づけで捉えていただけるとフライヤーの価値もより理解できるのでは、と個人的には思います。
高みを目指して謙虚に、でも楽しく一歩ずつ。
そんな登山仲間が増えると嬉しいですね。