2021/3/10
【独占】人気沸騰の「Dispo」、秒速で日本版投入へ
次世代の熱狂がここにあるーー。
アメリカ発で若者たちに人気沸騰の写真アプリ「Dispo」が、明日11日(米国時間10日)にも日本版を投入することが、NewsPicksの取材で分かった。
米国のトップYouTuberであるデビッド・ドブリックが考案したこのアプリは、使い捨てカメラの世界観を再現しており、撮影した写真がすぐには確認できず、「現像」というプロセスを経て、翌朝9時に届く仕組みが一番の特徴だ。
さらに、フォロー・フォロワー関係の既存SNSとは違い、「ロール(フィルムのロール)」を通じて、テーマごとにコミュニティを作れる新しさも人気の秘訣。
2019年に「David’s Disposable」としてローンチ後、今年2月に「Dispo」としてβ版を投入すると、既存のSNSに飽きてきた米国のZ世代を中心に一気にバズリ、日本でもすでにコアなファンを生み出している。
しかも昨秋に400万ドル(約4.5億円)を調達したかと思うと、今年2月には2000万ドル(22億円)の調達が報じられた。
なぜ、真っ先に日本進出なのか。そして、このアプリが狙うSNSの未来は?
NewsPicksはDispoのCEOであるダニエル・リス氏に独占インタビューを敢行し、そのすべてを語ってもらった。
「魔法」を込めた5つのポイント
──まずアプリの誕生の背景から教えてください。
すべてはデビッドのアイデアから始まりました。
彼はLAで、いつもパーティーに参加する中で、一つのことを感じていたのです。
パーティー中なのに、みんなシェアするため「完璧な写真を撮らなければ」と、もはやプレッシャーに感じてたり、照明や写真の写り具合ばかりに気を取られていて、「もうこれって楽しくないんじゃないか」と。
それで、楽しみ、喜びという写真の基本に立ち返ろうと考えたのです。
一緒に思い出を作り、その瞬間を生き(Living in the moment)、何よりスペシャルでマジカルなものを創り出すという一番の楽しみですよね。
自身もZ世代であるドブリックはYouTubeのチャンネル登録者は1880万人、TikTokのフォロワーは2630万人、インスタグラム1430万人、ツイッター570万人(写真: Photo by Steven Ferdman/Getty Images)
これは彼が生み出すあらゆるコンテンツに共通していることで、まさに世界的に有名になった一番の理由ですが、「人々の生活の中に魔法を生み出す」ことにフォーカスしています。
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