[3日 ロイター] - 軍事クーデターに対する抗議デモが続くミャンマー3日、治安部隊がデモ参加者に発砲し、最大都市ヤンゴンなど各地で少なくとも38人が死亡した。人権擁護団体が明らかにした。
目撃者によると、実弾が使用され、治安部隊から事前の警告もほぼなかったという。
ヤンゴンに加え、中部モンユワや第2の都市マンダレー、北・中部の町でも死者が出た。
死者には子ども4人が含まれているという。
国連のブルゲナー事務総長特使(ミャンマー担当)によると、2月1日のクーデター発生からこれまでに50人以上が犠牲となっている。
国軍が設置した行政評議会にコメントを求めたが、返答はない。
東南アジア諸国連合(ASEAN)は前日、特別外相会合をオンラインで開き、ミャンマー情勢について協議。全当事者に自制を求めたが、アウン・サン・スー・チー氏らの解放や民主主義回復で足並みを揃えることができなかった。