[25日 ロイター] - 民泊仲介大手の米エアビーアンドビーが25日発表した2020年第4・四半期決算は、総予約額が市場予想を上回った。新型コロナウイルス感染防止策の緩和に伴い、北米で需要が回復している兆候を示唆した。

昨年終盤の上場後、初の決算発表となる。

総予約額は前年同期比31%減の59億ドル。リフィニティブのまとめたアナリスト予想の51億7000万ドルを上回った。

北米ではキャンセル前の予約件数が前年同期の水準に近づいたという。

一方、新型コロナ感染者が急増していた欧州の業績は、移動制限などの影響を受けた。

総売上高は22%減の8億5900万ドル。調整後損失(利払い前・税引き前・減価償却前)は約2100万ドルと、費用削減が寄与し、前年同期の2億7640万ドルから縮小した。

アナリスト予想は、売上高が7億4740万ドル、調整後損失が1億2200万ドルだった。