[ワシントン 12日 ロイター] - イエレン米財務長官は12日、主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議で、新型コロナウイルス禍からの回復支援に向け、追加財政刺激策で「大きく行動」するよう呼び掛けた。バイデン米政権が世界的な課題を巡り、多国間での取り組みにコミットしているとも強調した。

米財務省の声明によると、イエレン財務長官は力強く持続的な回復促進に向けた追加財政刺激の重要性を強調し、「大きく行動する時だ」と言明した。

イエレン長官はさらに、G7による気候変動問題への取り組みに強い支持を表明。「米国が重要な役割を果たす必要があると理解している」と述べた。

また、国際通貨基金(IMF)や世界銀行などの国際金融機関の枠組みにおいて、新型コロナ危機の打撃を受けている途上国への対応していくことを各国に要請した。声明にはIMFの特別引出権(SDR)の新規配分に関する言及はなかった。