[11日 ロイター] - 中国インターネットサービス大手の騰訊控股(テンセント・ホールディングス)は、同社幹部が「個人的な不正」の疑いで中国当局に拘束されていると明らかにした。中国政府は、独占禁止などでインターネットのプラットフォーム企業への取り締まりを強化している。

米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)は、中国当局が法執行部門の元幹部らの一人が絡む汚職調査の一環でテンセントの幹部を拘束したと報じた。この幹部は、テンセントのメッセージアプリ「ウィーチャット」が収集した個人情報を無断で共有した疑いで昨年から反汚職当局の調査対象となっていたという。

この幹部についてテンセントはロイターに対し、国際版、国内版のメッセージアプリとは関係ないと声明で表明した。