米、ミャンマー資産凍結 国軍幹部に制裁発動へ=大統領
コメント
注目のコメント
まだ全然本格的な制裁ではないですね。在米資産10億ドルが凍結されると、ミャンマー政府には十分痛い金額ですが。
本格的な制裁になれば、1997年から2016年まで続いていた米国とEUの経済制裁と同様で、
・米国とEUの企業はミャンマーへの直接投資禁止
・米国とEUの金融機関はミャンマーでの金融取引禁止
・一部ミャンマー産製品の米国とEUへの輸入禁止(当時は宝石など)
・一般特恵関税制度から適用除外
まではやるでしょう。バイデン大統領の声明では、貿易の制限もやることは示唆されていました。
日本政府が米国とEUに乗るかというと、かなり微妙なところです。バイデン政権の外交の基本路線として、「同盟国との連携の再強化」があるので、EUと英国、オーストラリア、ニュージーランドはもちろんですが、日本とインドにもミャンマーに対する経済制裁に参加してもらいたいでしょう。
米大統領、制裁復活に言及
https://newspicks.com/news/5583881?ref=user_1125005「アメリカの制裁外交」の著者、杉田弘毅共同通信特別編集委員によるウエビナーの記録です。経済制裁、わかっているようでその本質は意外と知られていません。
https://www.youtube.com/watch?v=G_RjvzFqkSo
特に37分前後の米国制裁とそれに対抗して被制裁対象を支援する国が登場し、世界が分断されるという指摘は示唆的だと感じました。「中国側に行ってしまう」懸念も一部ではありますが、まずは第一歩として当然の動き。第二弾があるのか。日本やシンガポールなどミャンマーとの経済関係がより強い国が追随するかどうか。