米FDA諮問委、J&Jのコロナワクチン許可申請で26日に会合
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J&Jのワクチンに緊急使用許可がおりれば、ワクチン供給という意味では大きなジャンプアップが見込めます。ある程度筋書き通りの展開とは思いますが、今後の動向を見守りたいと思います。
J&Jのワクチンについては、先日6万人ほどの被験者を対象とした臨床試験の結果がプレスリリースで一部公開されました。このJ&Jのワクチンの大きな特徴は、一回接種での有効性を示した点、「有効性」として中等症以上の発症、すなわち重症化を抑えるかに焦点をあてた点が挙げられます。
この先、米国FDAにより改めて詳細な解析、検討が行われることになります。これまで世界のいずれの国で承認されたワクチンは7剤(米ー独、米、英、露、印、中2社)あり、米J&J製のワクチンが承認されれば8剤めになります。
現時点では全世界の人々の需要がある医薬品です。今後、製品ごとに特長も明らかになってきますので、当面は製品のバリエーションが必要です。そのような中で、非常に有益な知らせです。J&Jのワクチンはアデノウイルスベクターを用いており1回の接種で済むことが特徴、英語ですが下記のNYタイムズの記事にわかりやすい解説があります。
https://www.nytimes.com/interactive/2020/health/johnson-johnson-covid-19-vaccine.html