【小島武仁】「小さくまとまるな」恩師の助言でハーバード留学
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今回は特定の人の名前がたくさん出てきて少し内輪っぽくてすみませんが(苦笑)改めて振り返ってみて、僕はたくさんの方に助けてもらってきたんだと感じます。
ここに名前を挙げた先生方にはその後もとてもお世話になっています。松井先生はその後も要所要所でお世話になり、最近では内閣府の研究ワーキンググループでご一緒させていただきそこでの議論を二つの解説論文にまとめました
https://www.dropbox.com/s/isuuyr3dmmisr2b/ESRI保育園論文16-with-color.pdf?dl=0
https://www.dropbox.com/s/ybpgaxf3vcnhfoh/経済分析1_14-with-color.pdf?dl=0
神取先生とはUTMDの立ち上げと運営でいまご一緒してたくさん仕事をしています。私が東大に帰ってくることを決断できたのは、日本を拠点に世界最高峰の研究を続ける神取先生がロールモデルとして存在したことが大きいです。
安田さんとはずっと縁が続いていて、いつの間にか同じマーケットデザインの研究分野をやるようになりました。去年も対談とかしました
https://toyokeizai.net/articles/-/397137
他にもたくさんの方にお世話になっています。特に卒業論文の時には当時大学院生の先輩だった尾山大輔先生にはお世話になりましたが、いままた東大の同僚になりあたらしい研究プロジェクトの話をしたりしています。とても楽しみ!他にもたくさんの方にお世話になってますが長くなりすぎるのでこのへんで。松井先生は少し前の日経で「ほかの先生と(自分の優秀さではなく)弟子の優秀さを競争する」話を書いていらっしゃいました。指導した卒業生が活躍しているのを見るのは、教員にとってとても励みになります。
経済学者・小島武仁氏の連載第3回です。
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2020年9月、東京大学にマーケットデザインセンター(UTMD)が設立された。所長に就任したのが、気鋭の経済学者・小島武仁氏だ。
人と人、人とモノ・サービスの最適な組み合わせを実現する方法・制度設計を研究し、社会実装につなげる「マーケットデザイン」は、近年の経済学で注目されている分野。2020年のノーベル経済学賞が、マーケットデザインの一領域の研究者に授与されたことは記憶に新しい。
小島氏は東京大学経済学部を総代で卒業後、米ハーバード大学院、スタンフォード大学でノーベル経済学賞受賞者らに教えを受け、共に研究活動を行ってきた。自身も国際的に高く評価され、スタンフォードでテニュア(終身雇用資格)を得ながらも、母校の東大に拠点を移し、日本での研究活動、人材育成、社会課題への取り組みに意欲を燃やす。
小島氏の研究者としての歩みを追いながら、師の教えや自身の哲学を聞いた。(全7回)
■第1回 天才経済学者、マーケットデザインで社会を変える
■第2回 数学の挫折から経済学へ転向、ゲーム理論と出合う
■第3回 「小さくまとまるな」恩師の助言でハーバード留学
■第4回 アルビン・ロス教授とマッチング理論とコーヒーアワー
■第5回 アイデアを生み出す3つの秘訣
■第6回 ノーベル経済学賞への野望
■第7回 スタンフォードから東大に夫婦で移籍できた事情