【安永雄彦】ビジネス界から50歳で僧侶になった理由
コメント
注目のコメント
本願寺の近くに住んでいるので、気になって読んでみたのですが、意外な展開のあるキャリアですね: 「安永氏は銀行勤務を経て、コンサルティング会社を経営、通信教育で仏教を学び、50歳で得度して僧侶になったという異色のキャリアの持ち主。」経営の考え方を寺院に持ち込んで5年間で参拝者2倍だとか。私自身遅くまで開いている境内で夜散歩したこともあるし、春夏は境内でピクニックしたこともあって、そういうオープンな環境を作ったのも彼の「戦略」だったようです。
築地本願寺の代表役員・宗務長、安永雄彦さんの連載第6回です。
---
東京・築地にある浄土真宗本願寺派の寺院・築地本願寺。近年、時代の変化とともに“寺離れ”が進み、参拝者が年々減少する中、大胆な寺院改革を進めている。参拝者は2015年からの5年で、2倍の250万人に増えた。その仕掛け人が、代表役員・宗務長を務める安永雄彦氏だ。
安永氏は銀行勤務を経て、コンサルティング会社を経営、通信教育で仏教を学び、50歳で得度して僧侶になったという異色のキャリアの持ち主。2015年7月、企業でいえば社長にあたる宗務長に民間企業出身者として初めて抜擢された。長年経験を積んだ僧侶が就くのが通例の中、まさに異例の登用だ。
なぜ僧侶の道を選び、伝統的で保守的な組織の改革を進めることになったのか。安永氏のキャリアと哲学を追う。(全7回)
■第1回 異色のビジネスマン僧侶、築地本願寺を「経営改革」
■第2回 思い通りにならない会社員人生、どうしたらいいか
■第3回 ビジネス英語を6カ月でマスターした必死の特訓
■第4回 JR東日本へ“左遷”、消費者金融「モビット」設立
■第5回 銀行員からヘッドハンターに転身、消えぬモヤモヤ
■第6回 ビジネス界から50歳で僧侶になった理由
■第7回 人生に「びっくり」はない。そんなものだと諦めよう今回は僧侶になられた経緯について書かれていますが、私にはなかった感覚だったのでとても興味深く読みました。
「40歳代後半、人生の折り返し地点に立ったとき、これまでの落とし前をつけなければいけないと考えたのです。」
そのきっかけが、銀行員時代に感じた「組織として利益を追求するための営みと、一人の人間としての信念が一致しないことへの葛藤」
この感情を落ち着かせるべく仏教と浄土真宗の教えを学ぶことを始めたそうですが、この葛藤って組織で働く人には遍く存在するものなのではないでしょうか?
これまでの自分を省みて再出発をするのは面白い取組だと思います。私も45歳になった時の楽しみとして計画しておこうかしら。