広島 大規模なPCR検査実施へ 住民など最大80万人対象
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時期・方法、どういうインパクトになるのか興味深いですね
陽性者の隔離で感染収束するのか、陰性者の行動が緩和的になって拡大してしまうのか、任意だからリスク高い行動する人達はそもそも受けないのか、、、
この政策自体が自粛ムードを強めるとか、ワクチンも影響するだろうし
国内でやってみるという意味ではとても面白いとは思います。臨床医学の立場からどうかと言われると微妙な気もしますが。
なんにせよ感染が収束に向かうのであれば、色々と試行錯誤されるのは悪いことではない気もします。諸外国の様子を見ると検査数を無為に増やしたから感染収束するとは考えにくいですけど。
cost effectivenessはどうなんでしょう。costも抑えてできる予定なんですかね?
保険点数18000円×80万人はありえないので、2900円/人よりは安いところで委託するんでしょうか。
実務としては、保健所業務を単純加算するのはムリではないかといった心配も。
うまくいったとしてもどの程度の人口規模、検査キャパシティ、医療体制ならばうまくいくのか。
どこでもやればうまくいくわけではないのですが、色々と興味深いですね。今朝の中国新聞の見出しは「PCR希望者無料」でした。その記事を読んだ限りでは、現在対象者を限定している検査を受けたい人が受けられる体制を整えると読み取ったのですが、ニュアンスが変わっていて驚きました。
私の知る限り広島市内のPCRセンターは2カ所なのですが、80万人さばくというのは、どのように行うのか。また陽性になった場合に、自宅なのか入院なのかの判断と病床の確保が、この状況下でできるのか、考えると結構不安があります。
なお、広島市はステージ4の指標を越えていて…と書かれていますが、確かに10万人当たりの感染者数は41.1人、直近1週間は25.7人とステージ4相当ですが、PCR陽性率は7.2%、直近の新規感染者は先週より少なく、感染経路不明も36.2%とステージ3の基準を下回っています。今日の広島市の感染者数も18人ですから、ピークは越えた感があります。(12月は東京の拡大ペースを越えていました)
邪推ですが、当初は希望者ベースで考えていたものが、気が付けば皆が受けなくてはならないという大きな話になった…などということはないことを願いたいです。対象者としては、せめて自宅で受けられるようにしてもらわないと、まさに不要不急でPCRセンターに行っての感染リスクの方が怖いです。これを実施する地方自治体や実際に遂行する保健所のスタッフに伺ってみたいところですが、全国的な感染者増加の傾向が見られる中で、感染者の行動把握、接触者の追跡や陽性者の様子観察など、保健所の業務負担はそもそも増加傾向にあると予想できます。
そんな中、「概観」を知るための大規模検査を行うのは、大きな追加の業務負担になり、感染拡大を防ぐために本来行われるべき業務を圧迫し、負の影響を与えはしないでしょうか。
情報はあるに越したことはないものの、追加される情報の価値はとても高いものではないと予想され、cost effectivenessの割が合わないようにも感じられます。特に、現在業務量増加の傾向にあるならば、尚更です。