ズーム、クラスＡ普通株式15億ドル相当を売り出しへ

（ブルームバーグ）：米ズーム・ビデオ・コミュニケーションズは、15億ドル（約1560億円）相当のクラスＡ普通株式の公募・売り出しを開始した。主幹事はＪＰモルガンが務める。

ズームは引受会社に対し、クラスＡ普通株式を公募・売り出し価格で30日間に追加で最大２億2500万ドル相当購入できるオプションを付与する見通しだ。

原題：Zoom to Offer $1.5b Class A Stock; Shares Dip (1)（抜粋）

大槻奈那
ピクテジャパンシニア・フェロー名古屋商科大学大学院教授
・2021年01月13日
zoom株、強いですね。この増資発表を受けプレマーケットで大きく売られましたが、その後、zoom電話の売上好調などもあり、前日比+5.6%で引けています。昨年後半からは、株価の過熱感とポストコロナを見据えた売りに押されましたが、このところ下げ止まっています。

ポストコロナの成長をいかに担保するかが、今年のコロナ関連銘柄の共通テーマ。zoomも今回の増資でビジネスモデルをどう転換できるのかが勝負でしょう。
土屋尚史
Goodpatch Inc. CEO & Founder
・2021年01月13日
たったの1%の希薄化で1560億の調達。
ここからはGAFAMとどう闘っていくのか。
どんな成長戦略を描くのか楽しみですね
Kato Jun
ユーザベース SPEEDAアナリスト
・2021年01月13日
現在の時価総額は約11兆円、希薄化率は1％ちょっと。資金調達をしてさらに攻めることができ、事業上の障壁を深めやすくなる。