【斎藤幸平】本当の気候対策は「脱資本主義」しかない
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注目のコメント
まあ私を含め多くの人は「不要不急」の仕事をして生きてるんで、それをエッセンシャルじゃねーとか言われても困るんで、こんな考え方は広まって欲しくないですね。これ行きすぎると人間が不必要って話になりますからね。
ニューヨークにいると、ミレニアルズ以下の若者たちの間で、この斎藤さんの感覚が、突飛なものでなく、ごく自然に浸透していることを痛感します。
彼らの多くは気候変動、資本主義の修復(民主的社会主義)、多様性をセットで語ります。
選挙での争点でも、気候変動が確実にトップ3には入るし、多感な時期にリーマンやコロナ危機があったことで、資本主義が壊れていると認識している。彼らは米国史上初めて親より裕福になれない世代とされています。
ですが、何より日本と違うのは、米国ではそうした世代が今後マジョリティになっていくこと。彼は、自分たちがアメリカを、世界を変えていけるという自身に満ちあふれています。
トランプ後のアメリカは波乱が確実ですが、この左派プログレッシブの世代が政治に大きなプレゼンスを発揮し始めたときに、どんな影響が起きるのか、追い続けていきたいテーマです。
参考動画:【急進勢力】「Z世代」は、トランプでも、バイデンでもない
https://newspicks.com/news/5354807経済成長を追い求めるのではなく、本当にエッセンシャルなものは何かを問おうということにはすごく共感します。
ただ、個人的には資本主義や経済成長についての議論よりも、効率性を追求し続けることへの疑問をもつことについてもみんなが語り始めると面白くなりそうと日々感じています。
例えば安くてまあまあ美味しいファストフードは効率的だけど、面倒でも地元の農家さんが一生懸命作ってくれた野菜を買ってきて気持ちを込めて家族や自分のためにゆっくり料理することもいいのではないかと考えたり。
安くてもそこそこいいしデザインも悪くない安い靴を一年で履き潰して交換するのは効率的だけど、高いけど一生懸命職人さんが作った良い皮の靴を心を込めて磨いたりメンテナンスして何年も履くのもいいのではないかと考えたり。
とはいえ、この効率性が全てではない、というのは人の生活における消費だったりライフスタイルの話しに限ると思います。
人手不足だったり、人のちからでは限界がある分野を人ではなく人工知能だったりドローンやロボット全般で置き換えたりなどの効率性の話はまた別の話として重要だとは思ってます。例えば高度成長期に作った低クオリティの橋や道路は老朽化が進んでいる中で点検が追いつかない現状に対して、ドローンを活用した点検を展開しているスタートアップさんなんかは良い例かと!https://www.jiw.co.jp
そういう分野はどんどんスタートアップをはじめ勢いをもって突き詰められる社会も重要だと思っていて、今の世界はそういうスタートアップは資本主義に支えられているのも事実ですよね。