作家の半藤一利さん死去 90歳
NHKニュース
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社の大先輩だった半藤一利さんがなくなられた。編集者でいながら作家でいることの難しさを身をもって教えてくれた半藤さん。
『日本のいちばん長い日』も『原爆が落された日』も一級の題材をいかに語るかということを考え抜いて書かれた作品だった。
『日本のいちばん長い日』は終戦の一日に絞って、時間ごとに主人公が変わる。
『原爆が落された日』では広島でその日の市民の様子と、米国での原爆投下の決定過程が交互に描かれる。
社にいた時の仕事も、離れたあとの仕事もただただ素晴らしい。素晴らしい昭和史の先生でした。
多くの方に読んでいただきたいです。
ご冥福をお祈りします。半藤さん著「日本のいちばん長い夏」の映画に、ぼくは終戦時の外務次官役で出演しました。半藤さんも出演されました。敗戦に至る無責任構造を、自分で演じながら腹立てておりました。現代史をえぐった編集者。合掌。