東京都 新型コロナ 年末に次ぐ1278人感染確認 重症は過去最多
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年末年始の検査体制や検査陽性率の上昇傾向から、多くの人に予測できていた数字ではないかと思います。10%を超える陽性率は、良い兆候ではありません。
ただし、年末年始以降の人出の減少が効果をもたらすにはまだ早く、短期間の数字の上下動に慌てず少し長い目で今後の動向も注視する必要があると思います。
また、感染制御に難渋している現状において、世界的に少なくとも2種類の感染伝播を容易にする変異が同定されている今、ウイルス側の要因も積極的に評価しておきたいところです。
日本国内でもすでに2種ともに検出されていますが、今のところこちらの影響は大きくなさそうです。これについては、国立感染研が報告を続けています。
国外から最近帰国された方、ないしその接触者に感染が確認された場合には追加検査が必要となりますので、申告をお忘れなく。
https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/ka/corona-virus/2019-ncov/10090-covid19-30.html感染者数の背景には、苦しんでいる人がいたり、感染を止めようと尽力している人がいます。
数字の発表には慣れてしまったかもしれませんが、今一度、この数字の重さを感じ取り、感染対策の強化をお願いいたします。陽性確認者の数を見るには、同じ曜日の過去の数字と比較すると伸びを評価しやすくなります。
この4週間の火曜日の数字を比較しますと下記のようになります
(カッコ内は前週からの増加率)
12月8日 351
12月15日 457(1.30倍)
12月22日 563(1.23倍)
12月29日 856(1.52倍)
1月5日1278←本日(1.49倍)
前週から1.5倍という、高い伸び率が続いています。
仮にこれが続いたとすると、来週は1日に2000人、再来週には3000人近くなります。
この状況を踏まえ、感染対策の一層の徹底が求められます。