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注目のコメント
東大はやはり日本を代表する大学の筆頭。東大が世界の研究者を集めれるような待遇をし、研究に没頭できる環境整備を率先してくれればまだまだ日本は盛り上がる。すごく応援します。学問と研究の社会における価値はこんなものではなく、まだまだ可能性しかない!
私自身はハーバードで学部、大学院とキャリアを積みましたが、まさにあそこは学問をする場所として憧れる最高峰の環境でした。分野を超えた天才をあつめたJunior fellowの仕組みや、数学のMillennium問題を作ったClay instituteかすぐ近くにあったり、村上春樹さんを特別教員として迎え入れて授業をしてもらったり、と常に多様性との調和をもった学びと議論の場を作っていました。東大には純粋な知の興奮に誰もが謙虚になれる圧倒的な場所を作ってもらい、みなが貢献できるところになってほしいです。私も企業研究所(楽天研究所)をそういった場所にすべく邁進していきます!「産学共創の方針については、「大学は研究の場であって、ビジネスの場ではない」という声も上がっています。」
いくつかの視点を追加します。
忘れてはならないのが教育。東京大学憲章の全文には「教育・研究」と何度も書かれています。教育と研究は両輪なので議論が片手落ちになってないか注意が必要な場合があります。
私も産学連携を多く行っているので、よく「企業の御用聞きばかりして」というご批判をいただきます。私自身は企業さんにしか持ち得ないデータやフィールドがあると信じています。私は企業さんから「こういう結果がでる技術をこの日までに開発してください」という研究開発の下請けともとれるような案件が来た場合はお断りすることにしています。そうではなく、産学連携であってもナンバーワンかオンリーワンを狙えるような挑戦的な課題に一緒に取り組んでいくことを信条にしています。その結果、難関国際会議・論文誌には結果が出せるし、プロジェクトに関係した学生は実力がつくし、企業さんには(ライセンス締結は必要ですが)どこかのモノマネではない唯一無二の技術が手に入ります。藤井先生とは「同じ想いだね」と雑談したこともあります。
ただし、例えば宇宙の真理とか平安文学など、基礎研究の中には産学連携と親和性が高くないものもあります。産学連携のしやすい分野と混同して議論するのは良くないと思っています。
文字数が許すのであればあとちょっとだけ。日本企業さんの中には海外の大学には数千万、数億の研究費をぽんと出すのに日本の大学には数百万円でも渋る上に不条理な契約を要求される、ということがあります。あれはどうにかならないのでしょうか?担当部署が違うからそうなるのでしょうか?そもそも日本の大学にはそれくらいの価値しかないからというのが理由なのであれば猛烈に自己反省しないといけないとも思います(が、それだけとは思えない現象が起きています)。また、共同研究や知財の契約をする教員や大学事務ももっと研鑽が必要だと感じます。
前文(東京大学憲章)
https://www.u-tokyo.ac.jp/ja/about/overview/b04_00.html
最高峰学会で高評価得た日本発のAI論文、実ビジネスにヒント潜む
https://newspicks.com/news/5493525次期総長の意気込みを感じるインタビューです。昨日公開の僕にインタビューしてくださった記事 https://newspicks.com/news/5504121?ref=notification
とも関係ある話結構でてますが、これからがとても楽しみです。もちろん、僕自身も東大の一員になったということで頑張っていきたいです。