極めてAmazon的な"メカニズム"というお話
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注目のコメント
Amazonで勤務されている方の記事で、Amazonという企業の強さを感じる記事。
メカニズムが様々なレベルであること。記事にあるようなProduct Management、また有名な会議資料もメカニズムととらえられるだろう。もちろん個々の事業でのメカニズムも。
個別事業ではないメカニズムは、組織の共通言語となり、コミュニケーションサイクルや事業を超えた連携などに通じると思う。そしてこういったメカニズムも個別の事業でのメカニズムも、メカニズムとなっているから成長を続けられ、課題に対処していく中での再検討がオペレーショナルエクセレンスにつながり、長期での障壁になる。
でもメカニズムであってルールでない。だから創意工夫があったり、目的から外れて形骸化しない。
もちろん大きい組織だからすべてがうまくいっているわけではないだろうし、運用の現実と理想はあろう。ただ強度が強い人がどれだけいるかが組織文化につながり、運用が回るかを決める。Amazonの執行力が極めて高い一端が伺える記事だと思う。「組織の硬直化をもたらすのは仕組み化ではなく、それを運用する際の組織のカルチャーなのではないか。」
これは完全に同意です。
アマゾンには14項目から成るリーダーシッププリンシパルがあり、その中で、「Invent and Simplify」があります。メカニズムを作ることはSimplifyですが、多くの日本企業にみられるようなSimplifyだけの組織カルチャーだとただのマイクロマネジメントになり停滞します。
あくまでも、Inventした新しい価値をSimplifyする、というセットで考えるべき概念ですが、これは表面的に仕組み化をなぞっただけの組織では浸透させることはできません。
なお、類似の視点でメカニズムに焦点を当てて執筆したコラムを参考添付します。
https://forbesjapan.com/articles/detail/38053/1/1/1?s=ns元Amazon HRとしては、ちょっと感動する記事…
人事やマネジメントクラスではなく、従業員側の視点で書いているのがミソですね。この記事の内容はAmazon Japanでも同じ。当然ながら、全世界共通の話です。
カルチャーの重要性を改めて実感する記事でした。