2020/12/20

【緊急独白】DMM亀山会長が語る、光本勇介氏との「1年間」

Podcast Studio Chronicle 代表
11月28日、東京・恵比寿の高級ラウンジで女性店員がテキーラを一気飲みし、死亡する事故が発生した。その現場に、起業家の光本勇介氏が同席していたことが、波紋を呼んでいる。
女性は死亡する直前、テキーラ1本(750ml)を15分以内に飲み干せたら10万円をもらえるというゲームに参加し、SNS上では光本氏が一気飲みを煽っていたのでは、という噂が広がった。
光本勇介氏(2019年。撮影:大隅智洋)
これに対し光本氏は自身のウェブサイトで、同席していた事実を認めたものの、自身が提案したことは否定している。
光本氏といえば、2017年6月、ユーザーが売りたい物の写真を送ると一瞬で査定額が表示され、現金化できるアプリ「CASH」をリリースしたことで、一躍その名が知られるようになった起業家だ。
その真贋については当時、NewsPicks編集部も、独自インタビューを通じて報じてきた通りだ。
さらにCASHが大きな話題を呼んだのは、同年11月、亀山敬司氏率いるDMM.comグループが、CASHを運営する「株式会社バンク」を70億円もの巨額で買収したからだった。
しかしその後、事態は不穏な方向へ動いてゆく。
買収からわずか1年後の2018年11月。光本氏個人が5億円で買い戻す形で、バンクはDMMグループを離れたのだ。
翌2019年9月、バンク社は解散した。
巨額買収で損失を被った亀山氏は、いま何を思うのか。そして、バンク社の買収からグループ離脱までに、どのような経緯があったか。
亀山氏の緊急インタビューを実施した。
*音声版はこちらからお聞きください

「俺も脇が甘かった」

──今回の飲酒死亡事故の現場にいた光本氏が運営していた「バンク」は、かつてDMMが子会社化していました。事故の一報を、亀山さんはどう受け止めましたか。
亀山 正直に言うと、この件に関しては話したくないと思っていた。俺も光本さんとは数年前に会ったきりで、最近はすっかり忘れていたから、ニュースを聞いたときも「誰も俺にインタビューに来ませんように」と祈ってたんだよ。