がん患者の8人に1人が新型コロナで治療や受診を変更 その半分が自己判断
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大変重要な指摘です。そして、これはおそらくもっとユニバーサルな問題であり、がん患者さんに限られたことではないと考えられます。
持病を持った多くの患者さんにとって、新型コロナウイルス感染症は新たな脅威であり続けており、多かれ少なかれ記事で示されたような悩みを抱え、受診を自己判断でやめられるケースが経験されています。また一方で、医療機関側の事情というケースも見られます。
特に、経済的な理由というのは、こちら米国でより深刻です。
同時に、ピンチはチャンスでもあり、遠隔医療の浸透、在宅診療の拡充、医師•患者関係のあり方の見直しなどを行う絶好の機会でもあります。
こちらニューヨークの医療機関でも、様々な取り組みが現在進行中です。ビデオ診療と在宅での検査、治療を組み合わせるなど、新たな取り組みが拡充してきています。こういう時こそ、医療従事者に限らず、多くの方の意見を取り入れて、変革を進めていきたいものです。受診を控えたいという不安もよく分かります。ぜひ自己判断ではなく、主治医にその旨相談して頂ければと思います。
状況により受診間隔のばせるケースとそうでないケースとありますので、どうか自己判断せずに相談して下さい。【がん患者さんは命がけ】
わたくしもがん診療に携わる医療者として、がん患者さんが回答したこのアンケートはとても理解できます。
アンケートを取った患者さんたちの半分以上が経過観察中ですので、わたくしが見ている進行肺がんで抗がん剤や放射線治療を継続している患者さんたちとは捉え方が異なるでしょうが、今回のアンケートの意見は真摯に受け止める必要があります。
コラムの中盤に描かれている、このコロナ禍での経済状況の中でがん患者さんの雇用が減り、治療継続がままならないことは大問題と感じました。
また最後に政府に対する「要望書」の内容に関しても、1つ1つとても理解できる内容です。
いま全国の医療機関で病床や医療体制が「コロナシフト」に舵が切られようとしていますが、それはそれで大事なことですが、もともと病気と闘っている方々に不利益がないように対策を立てていく必要があり、多くの健常者が協力する必要があります。
大変重要な内容のコラム。