[東京 6日 ロイター] - 任天堂<7974.T>が大幅続伸となり、一時6万円台を回復した。午前9時50分現在、東証1部で売買代金第1位。前日に今期業績見通しを上方修正したことが素直に好感された格好だ。市場では「巣ごもり関連の本命として存在感を一段と高めることになる」(国内証券)との指摘もある。

同社は5日、2021年3月期の連結営業利益を従来予想の3000億円から前年比27.7%増の4500億円に上方修正した。巣ごもり需要をとらえて好調だった上期業績を織り込んだ。ゲーム機「ニンテンドースイッチ」のハードとソフトの通期の販売予想も、ともに上方修正した。純利益は同16.0%増の3000億円の予想に上方修正した。実現すれば「ニンテンドーDS」や「Wii」が好調だった09年3月期以来、過去最高を更新する。