東芝家電の親会社となった中国大手Midea 東芝ブランド復活に成功し、コロナ禍すら味方に
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クロスボーダーのM&Aにおいては、買収した会社のキーマンにその後も活躍してもらうことが大切です。
その意味において、失敗すると分かっていながら東芝に海外の販売を任せ、納得感のある形で本社管轄に移行しているのがポイントで、中長期的な視点で動いているなぁと感じます。
また移行期間を設けることで、その後も海外で働いてもらうべきキーマンと、そうでない方を選別したのだと思います。
三洋電機のケースでは、そもそもパナソニックの下で十分投資がされないなど不満があったため、中国企業の下でもうまくトランジションが進みましたが、今回のようなケースでは、時間をかけて取り組むことが必要なのだと教えてくれる、好事例です。
注目のコメント
Midea(美的集団)の中で東芝ブランドはミドルハイクラスの位置付けなんですよね。東芝だけでなくシャープやAQUA(旧三洋)など、アジアの巨人たちに買収された日本企業を取材していましたが、彼らはブランド力だけでなく、日本企業が持つ品質管理の厳しさや理念についても学びたがっていたというエピソードが印象的でした。
(ご参考)
【本音】2年で黒字化。美的と組んだ「東芝」は何が変わったのか
https://newspicks.com/news/4317506?ref=search&ref_q=%E7%BE%8E%E7%9A%84&ref_t=top記事を読みながら気になったのは、買収してしばらくの上手くいかなった時期の原因は何なのか。
海外について『成績が振るわず、運任せの要素が大きかった』という言葉があるが、製品・顧客ニーズのマッチングだったのか、代理店などとの営業関係だったのか、PR・マーケだったのか。またその原因となっていたプロセスだったのか組織構造だったのか。
複合要因ではあろうが、「何が変わった」結果として上手くいったかが一番知りたいところ…今でもハイエンドで東芝を使っているという点でブランドや品質はあるわけで、そのなかで上手くいくためのポイントは一定ほかの日本のメーカーにも参考になる可能性もあるわけで。美的集団は全面的に東芝の家電を継承して、どんどん新製品を出している。
人気も中国ではかなり出ている。
ただし、東芝のブランドはやはり中国では根強い支持者があり、東芝ブランドもあっていいと思われる。