【最新】Quibi失敗に学ぶ、これから選ばれる動画コンテンツ
コメント
選択しているユーザー
動画コンテンツのカテゴライズと、それぞれの性質によってみられるデバイス&環境の変化により一層注視すべきかと思います。以前から言われているようなネット動画クオリティ=短尺で「かじる」ためのコンテンツと、もともとテレビクオリティの「ながら」でも長尺で観られるコンテンツ、どっぷりと浸かる映画クオリティのコンテンツ、というものが混在しているような状況ですが、それぞれの性質は現在の人々のメディア視聴環境にそのまま反映されているものと思います。それと同時に、どの性質のコンテンツでもデジタル時代では、いつでもどこでもどんなデバイスでも、状況に合わせて選択して同じコンテンツを楽しめ、継続性をもっていることが大前提にあるという考えなのだと思います。
注目のコメント
視聴データが非常に参考になる記事です。
ただし、Quibiの失敗についてはそこまで単純ではないような気がしています。
ミレニアム世代がロングコンテンツを好む傾向があり、ショート動画コンテンツを配信しているQuibiが失敗した、と記事を解釈しているのですが、ミレニアム世代もYouTubeで10分前後のドンピシャリの尺の動画を見ていますし、問題はYouTubeもありながら、なぜQuibiなのかを見出すのが難しかったらからだと思います。TikTokが良かったのはショート動画の切り口とUGCだった点。YouTubeとの差別化ができる点、そして、オリジナル制作よりコストがかからない点含めて良かったのかと。
一方でYouTubeとかぶると、カルチャーとして視聴が根付いているYouTubeからユーザーを引き剥がすのは相当な時間とお金がかかるのだと思います。以前も書きましたが、私たちニューズピックス(ユーザベースグループ)は、「スーパーフレックス制度」という、出社義務もコアタイムもない勤務形態を採用しています。要は、「会社に来ても来なくてもいい」制度です。コロナをきっかけに、同様の制度が急速に広がっているようです。
私たちは、元来からこの制度の下、リモートワークを多用していました。そのため、年初に在宅勤務をベースとして働くようにと会社が決めたとき、ある意味で「何も変わりません」でした。
私を含め、在宅勤務を多用する人に多いのが、ノートPCよりも処理能力が高いデスクトップパソコンと、大型のモニターにフル活用です。仕事の内容次第では、家で仕事する方が生産性が高くなります(大声では言えないけど、前職時代を含め笑)。
同時に通信環境にも熱心になり、今やオフィスよりも通信が安定しているので、大事なオンライン取材は、むしろ自宅を選びます笑
さて、今回の記事中には、スマホ(モバイル)vs大画面テレビについて言及をしました。在宅を中心にした生活スタイルが定着していると、大画面の恩恵を授かる機会が増えるかと思います。
同時に、音質にも注目が集まるのではないかと思います。私のみならず、在宅勤務を好む方は、音楽を聴きながら仕事をしている人もいるはず。そうした方はスピーカーやヘッドフォンに積極投資する傾向があります。もし、大画面によるオンライン動画視聴が増えれば、没入感に直結する音質への注目もいっそう集まるのではないかと思います。Quibiの失敗にネガティブな声一色の中、Paul Graham氏の創業者の挑戦を称えるツイートが印象的でした。富も名声も既に得ており、普通なら悠々自適な生活をしていてもおかしくないベテランの2人(ジェフリー・カッツェンバーグ氏とメグ・ホイットマン氏)が過去の成功に甘んじず、再度リスクをとって大きな挑戦をした。結果は失敗でしたが、なかなか真似出来るチャレンジではなかったなと思います。
https://twitter.com/paulg/status/1319301182796517379?s=21