韓国SKハイニックス、インテルのNAND事業など90億ドルで取得へ
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元はIntelとMicronが共同でやっていたIM Flashからの文脈があるのと、米中貿易摩擦の関わりが気になる。
まず文脈について。
IM Flashは、通常のNAND(3DNAND)に加えて、3D Xpointという高速なものをやっていた。商品名としてはIntelがOptane、MicronがQuantX、HPなどでOptane搭載ノートあるので見たことがある人もいるのでは。
ただ、2019年から合弁や共同開発を解消、合弁工場はMicronが15億ドルで買い取った。ここらへんの経緯は①・②・③を併せてご参照いただきたいが、Intelとしては汎用ではなくサーバー用の高速領域(Xpoint)に注力したかった。
本記事を見ると、Xpointは引き続きやる模様で、Intelが単独で大連に持っていた3DNANDのファブの売却(単独だったのでMicron買取が発生しなかったのだろう)。
Intelとしてはできる限り高値でエグジットできれば嬉しい領域。そのなかで大連という場所、これまでMicronとやっていたなかでSK Hynixへの売却、そして半導体は米中貿易摩擦で最もホットな領域。その観点で、色々あるか。例えば、韓国勢のシェアを上げることによって中国へのけん制を強めるバーターという米政府主導ディールか、もしくは高値で売りたいIntel主導ディールとすれば米政府としては自国企業よりグリップが弱くなるわけで反対してくるか。
最近ここらへんは何でもありの領域なので、根拠はないがこういう連想・妄想までしてしまう領域…
①https://newspicks.com/news/2739569
②https://newspicks.com/news/2767246
③https://newspicks.com/news/3395759そもそもNAND型フラッシュをIntelが作っていたということを知らない人も多そう。
NAND型はnMOSトランジスタを直列にし、隣り合うトランジスタのソースとドレインを共通化することができるので高集積化に向いています。その代わり、速度は幾分犠牲に。
NAND型フラッシュメモリ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%A1%E3%83%A2%E3%83%AA