【澤田貴司】私が「柳井正」から学んだこと
NewsPicks編集部
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「挑戦を止めると会社が停滞することがわかっているからです」。授業では「なぜこんないい会社だったのにダメになるか」をテーマにすることがよくありますが「いい会社だったから」ダメになるケースが非常に多いと感じます。セブンの鈴木さんが仮説検証を繰り返されていたのも同じことだろうと思います。
ファミリーマートの澤田社長は、セブンの鈴木敏文氏、そして柳井正氏という二人の経営者の手腕を近くで見たことがある稀有な存在です。
特に、ファストリにおいては、今日のファストリにつながるサプライチェーン改革などを主導した立役者だと関係者からの評価が高いです。
小売業は、戦後を生き抜いた第一世代の経営者が、ダイエーをはじめとする戦後の成長に乗って大きくなったとすれば、セブンやユニクロは平成不況の中成長した企業です。
これらの時代を受け継いで、次の世代につなげていく世代に、澤田社長をはじめとする今の経営者がいるように思えます。次の時代のコンビニ業をどのように作り上げていくのか、足元のファミマの業績は決していいとは言えないからこそ、澤田氏が、ファストリで見せた改革推進力が活きてくるのかもしれません。良い情報のみならず、悪い情報も集めるには、経営陣とメンバーとの距離の近さも必要だと思います。
以下、抜粋
私がユニクロに入社した頃、従業員の雰囲気はどこか暗かった。柳井さんがあまりに遠い存在で、怖がられていました。
だからもっと話しやすい雰囲気を作るために「私と掛け合い漫才をしましょう」と提案しました。