2020/10/14

【3分解説】「バイデン大統領」誕生はもう決まりなのか

キアラシ ダナ

NewsPicks記者 （モビリティ・国際担当）

トランプ大統領が、窮地に追い込まれている。

11月3日に予定されている米大統領選まで、残された期日は約20日となった。足元の世論調査では、民主党のジョー・バイデン前副大統領が大幅にリードしている状況だ。

トランプ大統領はコロナ感染から回復し、すでに選挙活動を再開しているが、逆転に向けて残された時間は極めて少ない。

果たしてこのまま「バイデン政権」が誕生するのか。あるいは4年前と同じく、逆転劇が起こるのか。

客観的なデータや専門家の見解をもとに、現状から大統領選を占ってみよう。

Sean Gallup / Getty

「バイデン新大統領」は既定路線？

コメント

注目のコメント

• 松田 崇裕

  TBSテレビ 報道局 総合編集センター長 兼 報道コンテンツ戦略室長

  ・2020年10月14日

  大統領選挙は、選挙人獲得選挙でもあり、世論調査の差が実態を反映しているかわかりません。前回は総得票ではヒラリー・クリントン氏が上回りました。激戦州フロリダ、ペンシルベニアと、あとひとつトランプ氏が上回ると、接戦になると分析するウォッチャーもいます。
  
  投票までポイント３つ。２２日の最後のテレビ討論直前にトランプ陣営がバイデン氏側のスキャンダルを出してこないか… 実は先日もトランプ氏は感染騒ぎの最中に４年前の民主党ヒラリー氏メール問題等の機密解除にサインしています。現職大統領の権限を行使してあらゆる手を打つ可能性もあります。
  
  もうひとつは、郵送された投票用紙が均一に管理されているか。あってはならないことですが、熱狂的支持者による不正はないか、防止できるか、は気になるところです。
  
  最後に、バイデン氏支持の熱が感じられないこと。昨日のトランプ氏のフロリダ州演説は８時間前に並ぶ人がいたようです。感染防止の点で、あの密集は問題がありますが、対するバイデン陣営に積極的な支持の熱が感じられないところで、ホントに票が向かっているかは開いてみないとわからないかもしれません。
• キアラシ ダナ

  NewsPicks 記者

  ・2020年10月14日

  大統領選が佳境に入っていますが、トランプ氏の劣勢が続いています。
  果たしてこのままバイデン氏が逃げ切り、「新大統領」に就任するのでしょうか。
  
  世論調査をはじめ、各種データと専門家の前嶋教授の分析から3分でサクッと紐解きます。ぜひご一読ください。
  
  それにしても、11月2日からはじまる週は波乱続きになりそうです。
• 唐鎌 大輔

  株式会社みずほ銀行 チーフマーケット・エコノミスト

  ・2020年10月14日

  少なくとも為替市場における人民元高はバイデンありきで進んでいる部分もありそうです。が、人民元は金利、需給の双方から買われる筋合いのある通貨だということも事態をみにくくしているように感じます。