台風14号 西日本と東日本に接近 伊豆諸島と太平洋側大雨警戒を
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台風の進路を考える上で、今回は本州上空の西風がそこまで強くないため、どこまで西風に流されずに北上するかがポイントの一つでしたが、海面水温の低い領域に入り台風の勢力がいくぶん落ちてきたこともあり、素直に風に流されるような進路を取り始めています。本州への上陸の可能性はかなり低くなってきています。
また、台風が関東沖を通過した後に温帯低気圧として発達することも懸念材料の一つでしたが、これも上空の気圧の谷とのタイミングが合わず、むしろ太平洋上空にある別の気圧の谷と合流することになりそうで、いずれにしても関東沖を通過したあとの発達もほとんどなさそうという状態になってきました。
しかし台風は伊豆諸島の八丈島と三宅島の間を通過することになりそうで、伊豆諸島では局地的な豪雨という可能性もあるので引き続き厳重な警戒と対策が必要です(2013年の台風26号と似たような状況が伊豆諸島で発生する可能性があります)。
また関東から紀伊半島までの太平洋側では、特に今夜から雨が強くなりそうで、関東では10日いっぱい大雨に対して注意が必要です。11日は吹き返しの風は多少残るものの、雨は上がってくるものとみています。例えば,ソフトバンクなどが開発中のHAPS(High-Altitude Platform Station)
https://newspicks.com/news/5287458?ref=user_2112738
これは台風の上,旅客機の飛行高度の上,高度20kmの高高度を数日以上にわたって滞空し続ける無人航空機です.20~50機で日本全土の通信をカバーできる.やがて,交代で離着陸しながら(バトンタッチしながら)常に日本上空を飛び続けるようになるでしょう.
通信用途以外にも,人工衛星と異なり,台風をすぐ真上から観測することもでき,ドロップゾンデ(観測器)を落としたり,地上の災害状況をモニタリングすることもできるようになります.