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注目のコメント
実際にお話を伺った村山さんは、行動力の化身みたいな方でした。星付きレストランで修行をし、一流イタリアンのオーナーシェフを務める立場で、ファミリーレストランでアルバイトをすることに「抵抗感はまったくなかった」と言い切る姿勢には頭が下がります。今後の世界は、肩書を気にせず、とにかく行動した者に成果がもたらされることがよくわかります。
村山さんの原点思考と行動力に「先生」なんて呼ばれる人はぜひ見習わないといけないと身が引き締まります。
「マニュアル化されているために、逆に創意工夫を凝らず余地が生じることもわかりました」というのはとても重要なポイントと感じました。最も効率的なやり方は1つしかなく、それを共有することはビジネスの基本です。「マニュアル=考えない人間をつくる」のは、効率の追求、つまり本当の目的を共有することなく、1つミスが出るたびに防止策をどんどん積み上げるからではないでしょうか。目黒のイタリアンレストラン・ラッセのオーナーシェフである村山太一さんにインタビューしました。本場イタリアの三ツ星レストランでキッチンの総責任者(スーシェフ)やシェフ代理を務めたほどの腕を持つ村山さん。連載初回は、研究のために入ったという「サイゼのバイト」で、実際に何を見たのかを語っていただいています。
村山さんの洞察力の高さに驚くとともに、サイゼリヤの徹底された仕組み作りには目を見張る物があります。「基本動作を徹底的にマニュアル化しているからこそ、逆に創意工夫を凝らす余裕と余地が生まれる」というのは非常に納得感のあるお話でした。