「半沢直樹」元JAL社員はどう見た!? 「半沢のセリフに涙が出そうになった」
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渦中の旧T出身者です。毎週、楽しく拝見しています。流石に半沢次長ほどの自由度は、有りませんでしたが、熱いバンカーは結構、居たと思います。
同期の絆の強さや内部の派閥争いは、正にそのものです。これ、JALの方もそうなんですが、現役メガバンクの皆さんがどのように観ていらっしゃるかが気になりますね。少なくとも「半沢直樹」劇中の「人事部」だけは、あんなんじゃねぇだろ、と思いたいですがw
JALがモデルなのは誰もが分かりますが、実際行われた事は、会社は破綻処理、銀行も債権放棄、株式は全て紙くずとなりました。
その具体的内容は内容は、(ウィッキペディアから引用)
日本航空と企業再生支援機構は90%の債権放棄を各金融機関に要請したが、結局2010年7月に87.5% 3830億円で合意した。
内訳は、日本政策投資銀行が1421億円、みずほコーポレート銀行が566億円、三菱東京UFJ銀行が514億円、三井住友銀行が176億円、住友信託銀行が133億円などである。
これに社債約1000億円やデリバティブなどが加わって、債権放棄要請額は総額で5216億円となり、100%減資による純資産の圧縮と含めて2011年3月期には債務超過が解消される見込みとなった。
また別途、企業再生支援機構から 3500億円 の公的資金を注入し、新たな経営資本とする更生計画がまとまった。
つまり借金は全部棒引きしたうえで、政府から国お金を入れてもらったということです。
当時の前原国交大臣が主導で行ったものですが、JALが債務超過になったのは、それまでの放漫経営や議員絡みの地方空港の赤字路線などが原因です。
ライバル会社のANAにしてみると、そこまで膨らませた膿を、民主党政権が、銀行や社債権者・株主を痛めつけて、JALだけ、特別扱いして、再生に持っていったとしか思えない、極めてアンフェアなやり口です。
JALの社員からすると、半沢直樹を見てそうだったよねと、思い起こすこともあるでしょうが、実際の内容はそれよりもっと偏った政治主導なのです。
だからコロナで大変だということは分かりますが、あの時、特別扱いして助けられたということは忘れて貰ってはいけないと思いますよ。
ですから、コロナで変わった環境で、会社をどうしていくのか、より真剣に考えて貰いたいですね。