千葉市長が知事選出馬へ、自民県連は鈴木大地氏で調整…森田知事の去就不明
読売新聞
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熊谷千葉市長は、千葉県知事選で考えられる最強の候補だ。認知度と政治経験について、疑われる余地がない。元々民主党市議でありながら、自民党支持層にも強くリーチできることにより、当選を重ねている。
鈴木大地氏はスポーツ庁長官という仕事を「行政経験」と言えなくはないが、有権者の評価は相対的なものであり、県庁所在地の首長を長年務めている熊谷氏と比較されるとウィークポイントになりそうだ。
まだ我々は情勢調査を行ったわけではないが、構図からすれば、仮に現職の森田知事と3つ巴の争いになったとしても、熊谷氏が勝ち抜く可能性は相当あると見てよいと考える。自民党は昨年夏の埼玉県知事選で元プロ野球選手のスポーツライターを擁立しましたが、野党共闘の枠組みも味方につけた大野元裕氏に手痛い敗北を喫しました。首都圏は知名度も大切ですが、投票率が低いので確実に支持層を下から積み上げる選挙をしないと、空中戦だけでは勝てません。そういう観点からすると、ここにきて軸となりうる有力候補が浮上してきたな、という印象です。ただ、千葉県は地域差も大きいので全県でどんな票の出方をするかは、もっと流れをみてみたいと思います。