2020年4月から必修化したプログラミング——教育現場はコロナ禍を好機とできるのか
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注目のコメント
GIGAでやっと環境が整備されるということ。
プログラミングと入試の関係については、2014年に書かせていただいたこちらの記事をご高覧いただけましたら幸いです。
慶応が「IT入試」を導入する深い事情
村井純教授、「IT教育のここが足りない」
https://toyokeizai.net/articles/-/52210?display=bプログラミングの概念を早くから知ることは良いことだと思います。よく例にあがるカレーライスの作り方。
個々のプロセスとその順序性、並行の関係、繰り返し、分岐などなど、今や無意識にカレーは作っていますが、瞬時の課題に対する解決や、リスクの捉え方など、論理的に考えて物事を客観的に見れる力がつくと思います。
またプログラミングの概念を知ることで、世の中がいかにプログラミングで成り立つ世界が多いのかに気がつくことができ、子供たちの点と点とが線に繋がる瞬間を早く見たいですね。今年2020年からプログラミング教育が小学校でも必修化されました。GIGAスクールによるパソコン一人一台はその実施の後押しになっています。
一方でコロナ休校の影響で授業時数が減ってる影響は大きく、既存教科の中でプログラミング的思考力を学ばねばいけない小学校では「それどころではない」という状況になっていることは事実です。
個人的には、今年は特例として考えできる範囲でやる。そして、来年から仕切り直しで実施時間を増やす。という方が現実的なように思います。
また未来を見据えると小学校でもプログラミングは教科あるいは活動として時間を確保しないと、初回の実情にあった教育内容の担保、そして格差のない履修は難しいと考えています。
次回の学習指導要領の改定は10年後の2030年です。そこではプログラミングが教科として必須になる方が望ましいです。