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QAnon運動は、典型的な千年王国運動です。キリスト教の終末論では、世界の終わりが来る前に、至福の千年間があるとされています。千年王国が成立する前には、巨大な善と悪の戦い(ハルマゲドン)があり、善が勝利する、とされています。
 QAnon運動は、巨大な善と悪の戦いが今まさに起きている、トランプ大統領は善の軍勢の旗頭であり、自分たちは善の戦士である、という設定です。したがって、キリスト教の教理にも従っており、実際、キリスト教右派ともかなりの程度融合しています。
 千年王国運動は、キリスト教の歴史で無数に繰り返されて、フス派の反乱やルターの頃の宗教改革運動も、千年王国運動の傾向が非常に強くありました。
 千年王国運動は、キリスト教の外にも広く影響しています。マルクス主義も同じ構図(資本家と労働者の最終決戦=革命で、至福の時代が実現される)です。オウム真理教がハルマゲドンが起きるというのを、荒唐無稽な政権奪取計画の大前提にしていた、というのも有名です。
 QAnon運動も他の千年王国運動も、結局、人々の不安につけこむ手法です。いつの時代も世界は複雑すぎて、思わぬきっかけで、人は絶望的な状態に追いやられます。特に疫病の流行や戦乱、経済の破綻、気候変動などによる危機の時代に千年王国運動が盛んになった例は、歴史上数多くあります。近代以降も変わりません。
 多くの人は、複雑すぎる世界と向かい合い続けるよりも、不安の消滅を望みます。ナチスは自らの政権を千年王国と称しましたが、彼らがドイツ人に提示したのは、「不安の除去」でした。子供たちが誘拐されているとか洗脳されているというのは、大昔から千年王国運動が煽る陰謀論の典型です。ナチスは、子供たちに及ぶ危機も、経済の破綻も、全てユダヤ人が犯人であるとして「不安を除去」しました。障害者が生まれてくるという不安を除去し、有機農業による安全な食品、健全な娯楽を提供しました。
 QAnon運動も、4chan、日本でいう2ちゃんねるから発祥したという以外、過去の千年王国運動と変わらないですが、米国社会の不安が、おそらく史上最も深刻なほど大きい、という背景がまずあります。世界最先端の格差拡大、中間層の脱落、教育と医療の劣化、等々がいわれてきましたが、米国社会の絶望については、まだ限られた理解しかされていないでしょう。
人がなぜ陰謀論を信じるのかといえば、出口治明さんが、『陰謀の日本中世史 』の書評で書いていたことを思い出します。

「人はなぜ陰謀論を信じるのか。それは「単純明快で分かりやすく」、「歴史の真実を知っているという優越感を抱ける」からであり、インテリほど騙されやすいのである。その点、陰謀論は疑似科学に似ている」
アメリカではトランプ氏の当選以来、「オルタナ右翼」と呼ばれる勢力が伸張していますが、「Qアノン」は中でも荒唐無稽な陰謀論を唱えることで知られています。その陰謀論が数百万人の心を捉えていることには、日本人には肌感覚ではわからない、アメリカ社会の「闇」を感じます。
QAnonはこういう記事になるほど大きな運動になってしまった。まさに「包括的陰謀論」。少なくともアメリカの一部は本当にこういう人たちで成り立っているということを織り込んで考えなければいけなくなってきた。
色々と凄いな
インターネットが自分の人生と直接関係のないさまざまな事象との繋がりを作りまくったおかげで
自己の幸福となんら相関性のないどうでもいい事に熱中する機会が増えて
自分の幸福を見つけられない、熱中出来るものが無い人が増えたんじゃないかな
荒唐無稽なデマを信じる人がいることに驚きます。トランプ陣営としては使える道具ならなんでも使おうというスタンス。

人は物語りを作りたがるもの。アノニマスゆえに自分がストーリーを勝手に作れる。デマや妄想で作りあげる社会は虚しい。
荒唐無稽に見えることでも、信じる・支持する人がいるという事実が重要。荒唐無稽に見えるからこそ、前提が合わないし、分断が深刻化する。
陰謀論に数百万人のユーザーが集まる。現在のアメリカ社会の混沌と闇を表してますね。。。
これまともに報道するのもどうかと思うが、まぁそんだけアメリカにはおバカが一杯いるということです。地球は平面と思っているFlat Eartherもこの類。南極は垂直の氷の壁でNASAがガードしているらしい。
賢いと思ってる人たちは、知の力で彼らを改宗させたらいいのでは。ただバカにするより有意義かと😁