2020/8/21

【独占】LINEヘルスケアは、なぜ「炎上」したのか

NewsPicks編集部 記者
8月2日、オンライン健康相談事業を手掛ける「LINEヘルスケア」でのやりとりのスクリーンショットがツイッターで拡散され、話題となった。
「結論としては、死ぬのが正解となりますし、たぶん正解なんでしょう」「言葉にできないやつはガキンチョだということですよ」
LINEヘルスケア上でユーザーの健康相談にのっていた医師が、このような返答をしていたのだという。
これを受け、LINEヘルスケアは事実確認を行い、このようなやりとりがあったことを認めて当該医師を利用停止。謝罪文を掲載し、「今後しかるべき措置を講じる」と発表した。
LINEヘルスケアは、LINE上で医師に健康相談ができるサービスとして、2019年12月にβ版を開始。
コロナの追い風もあり、3月には経済産業省の支援事業に採択されて無償でのサービス提供を開始するなど、存在感を強めていた。
オンライン医療サービスへの期待も高まっていた最中で起きた、今回の騒動。
なぜこのようなことが起きてしまったのか。これまでの仕組みにどのような問題があり、今後どのような策を講じていくのか。
NewsPicks編集部は、LINEヘルスケア代表取締役社長・室山真一郎氏を直撃。一連の経緯と今後の課題について、詳細に語ってもらった。

ツイッターで起きた「炎上」

──8月2日、LINEヘルスケア上でのやりとりがツイッターで物議を醸しました。そもそもLINEヘルスケアは、このやりとりにいつ気が付いたのですか。