2020/8/21

【新】投資家・佐俣アンリが出資する「若者」の条件

ANRI General Partner
まるで預言者のように、新しい時代のムーブメントをいち早く紹介する連載「The Prophet」。今回登場するのは、ベンチャーキャピタルファンド「ANRI」代表の佐俣アンリ氏だ。
学生時代から投資に興味を持っていた佐俣氏。新卒でリクルートに入社後、2年半で退職し、投資家の松山太河氏が当時立ち上げたファンド「East Ventures」で働く中、投資家としての一歩を踏み出した。
フリークアウト(現・フリークアウトホールディングス)の立ち上げに始まり、CAMPFIRE、カンム、みんなのマーケット、AnyPerk(現・Fond)、コイニー(現・hey)、 ON SALE(現・UUUM)など、そうそうたる企業の成長を下支えし、今ではシードファンドとして日本最大となる300億円規模のファンドを運営する。
そして先日、『僕は君の「熱」に投資しよう──ベンチャーキャピタリストが挑発する7日間の特別講義』(ダイヤモンド社)を上梓。書籍では、若者や、これから起業を志す人々への、まさに「挑発」と言えるような、数々のメッセージが詰まっている。
ベンチャーキャピタリストの枠を超えて、その半生を起業家と共に歩んできた佐俣氏の考える「起業家」とは、「投資家」とは何か。これからの時代を生きる若者に必要な力とは何なのか。佐俣氏が「熱」を入れて語ったインタビューの内容を、全3回でお届けする。
佐俣アンリ(さまた・あんり)ベンチャーキャピタリスト
1984年生まれ。慶應義塾大学卒業後、カバン持ちとして飛び込んだEast Venturesを経て、2012年に27歳でベンチャーキャピタル「ANRI」を設立し、代表パートナーに就任。主にインターネットとディープテック領域の約120社に投資している。VCの頂点を目指し、シードファンドとして日本最大となる300億円のファンドを運営する。

努力の自覚がない人