大戸屋HD、オイシックスと提携 コロワイドけん制
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オイシックスの正式な社名は、「オイシックス・ラ・大地」で、オイシックスと大地を守る会、らでぃっしゅぼーやの3社が統合して、現在の組織になっています。
その後の事業展開を見れば(また、手前味噌ですが以前、人事の三浦さんにインタビューした内容からすれば),
統合がうまく行っていると想像できます。
一方、コロワイドの提案は、たしかに合理的ですが、大戸屋とは合理性の基準が大きく異なるようです。
その意味で、大戸屋との溝は大きく、統合してもその後のプロセスはなかなか難しいだろうなと想像しますし、大戸屋の良いところが残せるのかは正直良くわかりません。
残せるかもしれませんし、もっと良くなるかもしれませんし、他の外食チェーンとの差異がなくなってコストリーダーシップ型になるかもしれません。現在の大戸屋が元々の大戸屋らしさを残せているかという問題も当然ありますが。
オイシックスの提案の方が、その大戸屋の特徴を捉えた提案であり、私には魅力的に見えました。
仮に今後提携が深まり統合する、ということがあったとしても、スムーズであろうことは想像できます。
ご参考までにオイシックス・ラ・大地の三浦さんとの鼎談記事はこちらです。( https://bizzine.jp/article/detail/4101 )これは良い提携ですね。大戸屋はとにかく収益回復策を株主に示す必要があり、中食強化は良い打ち手の気がします。「大戸屋の味を家庭で」というキットは需要ありそう。串カツ田中もそうですが、外食のレシピシリーズはOisixの一つの型になりそうですね
更に深読みをすれば、半加工品のキット+家でのちょこっと調理というもので良い商品が出来れば、セントラルキッチン+お店でのちょこっと加工でできることの証左になるわけで、どうしても工業製品臭が出るコロワイドに無理矢理変えられるよりも、大戸屋側の受容性は100倍ありそうです
あらためて、良い組み合わせ!株主に対して、会社の成長戦略を提案するのは正しいやり方。
ただ、個人株主が6割を超える状況では、成長戦略だけでなく、短期的な株価や配当等で判断される方もいらっしゃるので、なかなか難しいですね。
それでも会社としては、事業の成長と事業の安定に向けて、知恵を振り絞るしかない。
オイシックスさんとの新事業は、これまでの大戸屋さんにはない取組みなので応援したいですが、資本政策も急いで欲しいです。