黒死病、オイルショック…「歴史は繰り返す」コロナ後の世界はこう激変する!
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注目のコメント
興味深いお話なのですが、うーん、論評に困りますね。
ここで挙げられている危機はヨーロッパの人口の3分の1を奪った14世紀のペストの大流行や全世界で5000万人の命を失わせたスペイン風邪という世界的パンデミックがある一方、オイルショック、リーマンショックのような純粋な経済危機、911のような覇権国家の政治的事件、挙句は311のような日本ローカルな自然災害が同一に語られていて、多様性はあれど、そこに危機のときこうなるという一貫した法則性が見出せないのですね。
例えば14世紀のペストの流行は人口の激減による労働力の不足で農奴を維持できなくなり封建制の解体をもたらしたのは事実なのですが、その結果起こった事は地域権力の弱体化と絶対王政の出現というのが歴史的な定説です。
従って歴史的には著者がいうような分権化という答えには必ずしもならないのです。(14世紀ではなく6世紀のユスティニアヌスのペストならいい線いってたのですが)
しかもそもそもコロナで人口が激減してないので、疫病対策のような公衆衛生上の観点はともかく、政治経済学的には大規模パンデミックと歴史的な類似性を見出す事にも疑問が湧きます。
アフターコロナというカオス的な先行き不透明な未来の答えを多様な歴史に求めようとしたアプローチ自体は共感できるのですが、恐らく紙面の関係上が事実と結論に至る前の過程が飛びすぎている一方、サンプル数が多すぎて逆にカオスになり、歴史は繰り返すという既視感や近似性を感じないのが残念なことです。歴史上起こった7つの危機を分析し、それらからの教訓について考えてみました。私が今回分析対象とした7つの危機とは、①黒死病(14世紀半ば~後半)、②スペイン風邪(1918年~1920年)、③世界恐慌(1929年、1930年代にかけて)、④オイルショック(1973年、1979年)、⑤911(米中枢同時多発テロ、2001年)、⑥リーマンショック(2008年)、⑦311(東日本大震災、011年)です。
分析の詳細については次回の著作でも取り上げたいと思っていますが、今回はその内容の要諦として、それぞれの危機の概要・本質・今回のコロナ危機に対する示唆というポイントに絞ってまとめてみました。
現代を生きる私達が全く未経験の危機に直面している今こそ、歴史的な危機から対処法を学ぶことが重要であると考えています。
お時間許す際にお読みいただければ幸いです。私は、アプローチは正しいと思う。
いつも聞かれると答えるのであるが、
コロナは、トレンドでは無い。
ショックなのである。
但し分析には、疑問点は多い。
いちいち指摘しないが。。
大切なのは、コロナ以前からあった
メガトレンドがコロナでどう影響を受けるか
である。
高齢化
都市化
環境
グローバル化と自国優先主義
デジタル化
このうち、高齢化は変わらない。
デジタル化は必ず加速する。
問題は、他のトレンドがどうなるかである。
そういうテーマで、議論をすべきだと私は思う。