全国で新たに1002人の感染確認 1日1000人超は初 新型コロナ
NHKニュース
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日々更新される感染者数の数字は常に「氷山の一角」を見ているに過ぎませんが、検査陽性率が上昇傾向であることから氷山自体が大きくなっているものと思います。
感染流行地域の外来や救急では、風邪症状で来院した患者に対して防護服を着て対応しなければならない状況も多く、防護服の着脱や部屋の消毒、接触歴の問診などに時間がかかり通常の数倍の時間と労力を要しています。時期的にも感染性腸炎や熱中症が増えており、疑いだしたらきりがないという状況で、防護服で対応するべきかやPCR検査を行うべきかの判断が難しい場面が増えてきています。数字の背景にある医療機関や保健所の苦労が報道される機会がもっと増えれば、多くの人にイメージして頂きやすいのではとないかと思っています。1000人を超えた、超えないといった議論は全く本質的ではありません。感染を確認できた人が1000人を超えたのは初めてかもしれませんが、感染者が1000人を超えたのは決して初めてではなく、これまでにもあったと思います。
ただ、感染者が再び増加傾向にある現実から目を背けたり思考停止になったりしてもいけないと思います。
これまで私たちはレムデシビルやデキサメタゾンと言った治療薬を見つけ、適切な人工呼吸器管理の方法を学んできました。重症者もより高率に救命できるようになったと思います。しかし、そこには大きな代償があることも事実です。病気は生きるか死ぬかだけではありません。
医療機関は多くの方にとって非日常であり、想像力を働かせるのは難しいことかもしれませんが、感染者数や死者を数えるだけの作業に徹するのでは、見逃されるものが多すぎます。