いいことばかりでない、大学のオンライン授業 やってみて「ないもの」に気づいた
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「さらに言えば、「授業」だけが大学ではない、と筆者は思う。キャンパスの談話スペースやベンチで休み時間に友人と雑談する。サークルの部室で、趣味が同じ仲間とおしゃべりする。授業をサボって映画を見に行く。ゼミの後、たまには先生と酒を飲みに行く――。」
まさにこれだと思います。オンラインになって、レポート課題の締め切り忘れが例年より増えたように感じます。これは友達同士で「ねえ、レポート終わった?」「いやー、今晩徹夜しないと明日の締め切り間に合わないわー」などの会話がないせいだと分析しています。
また、自分の学生時代を振り返ってみると実験や演習はもちろんその課題を行うことも大事ですが、その合間にみんなで雑談をすることこそが命でした。大学卒業して随分経つのに、実験班のメンバーとまだ一緒に飲みに行くらい、大事な友を得る事ができました。
「いまの学校なんていらない。オンラインで勉強はできる」というご意見があるのは承知していますし、私も勉強だけだったらオンラインでもいいと思いますが、学校の価値はそれだけではない。むしろ、人との出会いや一緒に過ごした時間こそが価値だと思っています。
ちなみに、勉強もオンラインよりリアルのほうが向いていると思う場面もあって、ライバルの存在。模擬試験で上位にいるあったことも見たことのない人よりも、隣のクラスにいる彼に負けるほうが悔しい。最近終わった Spring half semester (5月、6月)に、ビデオ録画のみで授業をやりましたが、通常学期では見られない多数の宿題・試験の不正があり、ショックを受けています 色んな大学の過去宿題・試験の回答がポストしてあるサイトがあるんですねぇ、study aid という名目で ポスト内容をタダで閲覧するには自分も何かポストしなければならない、というシステムのようです 今回の不正多発で調べてみたら、その手のサイトに、ワタシのいくつものクラスのスライド(これはいいんですが)、宿題、試験の回答を何年分も見つけました 直ぐにそのカイシャにコンタクトして、いまは remove していただけたようです
大学のセンセイはイロイロなソースから授業内容や問題を集めるため、スライドや問題の多くは、センセイ本人に copyright がない (主張しにくい)ことをexploitしたビジネスモデルのようでしたねぇ
そういうサイト自体は昔からあるらしいのですが、オンライン授業だと、周りの目がない分、自制レベルがさがるのかなぁ、と思いましたねぇ
あ、メリケンのハナシです「対面授業」の評価が「Web授業」の評価を大きく上回ったのはただ単に質の問題だと思うし、生活が昼夜逆転してしまっている事象も、これはあくまでも仕組みがそうさせているだけで、改善の余地は大いにあるし、オンライン教育でもそれを予防することは可能だと思う。
ただ、この辺を気にしないといけなくなっている実態を考えると、大学までもが「福祉」としての機能を強化せざるを得ないくらい、大学生が自立していない事を露わにしている。
たしかに隙間時間の話は一理ある。が、別に大学でそれをつくらなくてもよい。むしろ、リアルな社会の中でどうその「合間の学び」を作れるのかを考えるべき。
大学のオンライン授業をやってみて「ないもの」に気付く事は素晴らしい。それを「だからオフラインじゃないとだめだよね」ではなく、進化したいですね。