コロナで急伸。社会問題化する「株式投資ブーム」
NewsPicks編集部
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ロビンフッドのずさんな対応については「言わずもがな」ですが、投資には、投資家が最低限理解しておくべき原理原則というものがあります。市場に参加する上での最低限のルールです。これらをすっ飛ばしてタイミング投資に熱狂したら、それは限界がきます。
株でも投資信託でも、原則は「時間」に投資をすること。上がった、下がったのタイミングの世界で生きていくことは決しておすすめしません。株式投資にトライする人が増えること自体が悪いわけではなく。
トライしやすい選択肢を提供する起業家が悪いわけでもなく。
日本でも株式投資にトライする人が増えていると聞きますが、リスクを理解して取り組みましょうという公共CMのような結論になりそうです。ロビンフッドの功績は、委託手数料無料化により日本の証券業界を含めて顧客の取引コスト低減に影響を与えたこと。
ロビンフッドの罪悪は、投資を低俗なギャンブル化せしめたこと。
こうした事案が出ると、わが国では「株式投資=ギャンブル=悪」というレッテルを貼りたがる人々を勢いづかせるという点で、功績より罪悪のほうが大きいと私は思う。