ブラジル大統領がコロナ感染か 38度の熱、既に検査
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注目のコメント
いくつか訂正がありますのでコメントさせていただきます。
多くの方にとって釈迦に説法だと思いますが、新型コロナウイルスは「ただの風邪」では決してありません。ただし、大統領が感染したのが新型ではないコロナウイルスならば、それはただの風邪かもしれません。検査陰性ということですので、分かりません。
また、マスクをしていないことと関連づけて報道されていますが、マスクは自分よりも他者を守るための手段です。個人の感染リスクとしては、マスクを装着していないことと感染とはあまり関連がないかもしれません。感染リスクは、どちらかといえば周囲の方がマスクをしていたかに依存します。
さらに、ヒドロキシクロロキンは新型コロナウイルスに有効性が示されていないばかりか、このケースではそもそも診断すら確定していないので、それこそただの風邪に投与している可能性があります。ただの風邪に投与をしていれば、総じてメリットを副作用のデメリットが上回ると考えられます。また、ただの風邪に治療薬の投与は不要ですので、ヒドロキシクロロキンの投与は、大統領がただの風邪とは思っていないことの現れとも考えられます。何重にも間違ってしまっているのですが、特に発熱でヒドロキシクロロキンを飲んでいるというのが…。致死的な不整脈の副作用もある薬なので、そもそも投与は慎重に行うべきですし、治療薬や予防としての効果も立証されていません。
注目を集める国のリーダーが誤ったお手本を見せることで国民の間で誤解が広まり、医療現場でますます混乱が起きます。この点は米国のトランプ大統領と似ています。『ただの風邪』であれば、検査も薬(ましてやヒドロキシクロロキン)も不要です。
大統領については、検査結果にかかわらず、自宅で療養されるとよいのですが。
発熱や体調不良の場合は自宅療養、が根づけば、偽陰性の感染者が感染を広めてしまうリスクを下げられますので。