[東京 6日 ロイター] - 日本航空(JAL)は6日、7月に国際線の一部路線で復便すると発表した。対象は成田―中国・大連、成田―シンガポールの2路線。両国とも到着後2週間の隔離措置が求められるが、ビジネス需要が一定程度あるとみて運航再開を決めた。ただ、今も国際線の減便率は計画に対して92%となっており、本格的な需要回復とはいえない状況にある。

成田―シンガポール線は3日以降、運航をすでに再開した。出張者などのビジネス客や貨物輸送の需要が見込めるため。

成田―大連線は9日以降、週1往復から週2往復に増やす。中国当局は現在、日中間のフライトについて原則、週1往復しか認めていないが、JALの乗客から中国到着時のPCR検査で陽性者が一定期間、確認されなかったため、増便が許可された。

7月中の国際線の一部復便について、JALは先月10日、羽田からの欧米線などで運航を再開することを公表している。